緑と水の子ども会議・洞戸中学校 - 2011.10.07 Fri
岐阜県の小中学校、高等学校、特別支援学校などでは
森林や水の大切さ、森、川、海のつながりを学ぶ
「緑と水の子ども会議」という取り組み(授業)が行なわれています。
10月4日(火)、関市立洞戸中学校の緑と水の子ども会議が行われました。
1年生16名が2班に分かれて、間伐体験と奥長良川名水工場見学を実施、
ここでは、間伐体験についてレポートします。
講師は、地元の林業会社(株)カネキ木材の大野さんと鈴木さん。
洞戸市場の山林に入り、チェンソーを使った間伐体験を行います。
下の写真は、平成3年に植林された20年生のヒノキ林。
20年生の木は利用間伐の場合は、垂木や丸柱、川の沈床材、杭丸太などに使われるそうです。

大野さんの伐倒を見学した後、実際に年輪を数えてみます。
利用間伐や主伐と違い、切捨て間伐の場合は治山のため木が腐るのを遅らせようと
株を高く伐るというお話も伺いました。

そして、チェンソーを使って玉切りを体験します。
はじめて使うチェンソーに緊張の面持ち。クラスメイトと担任の先生も遠くから見守ります。
全員が玉切りと枝払いを体験しました。
感想は、「怖かった」という声もあれば、「スカッとした」という声も。

続いて、昭和30年に植林された56年生の林。
50年生の木は、家の柱や床板、壁板などに使われます。
80年生ともなれば立派な大黒柱に。
「人間と似ているなぁと思う」と大野さん。

こちらも伐倒を見学した後、枝払いをして、玉切りをします。

女の子も堂々のチェンソー姿。

伐った木の年輪を数えて、
匂いをかいで、「いい匂い~!私この匂い好き~!!」と。

木の根元の方の年輪を見ると中心が随分かたよっています。
これは風雪害で木が曲がってしまったためで、中心がかたよっていると割れやすく
商品としての価値がなくなってしまうそうです。

最後に質問タイム。
Q:1日に何本くらい切るの?
A:今は高性能林業機械があるので多いときは1日に何百本も伐ります。
Q:木を伐るときに気をつけていることは?
A:木の倒れる方向を確認すること。とにかく怪我のないように。
Q:ヘルメットに血液型が書いてあるのはなぜ?
A:もし現場で怪我をした際に迅速な対応ができるように、事業体、名前、血液型が書かれている。
Q:1日に何本伐るか決めているのか?
A:何本伐るかではなく、毎日エリアと施業方法を決めて作業にかかる。
地域で活躍する仕事に触れることができる洞戸ならではの貴重な体験でした。
Wrote:前西
森林や水の大切さ、森、川、海のつながりを学ぶ
「緑と水の子ども会議」という取り組み(授業)が行なわれています。
10月4日(火)、関市立洞戸中学校の緑と水の子ども会議が行われました。
1年生16名が2班に分かれて、間伐体験と奥長良川名水工場見学を実施、
ここでは、間伐体験についてレポートします。
講師は、地元の林業会社(株)カネキ木材の大野さんと鈴木さん。
洞戸市場の山林に入り、チェンソーを使った間伐体験を行います。
下の写真は、平成3年に植林された20年生のヒノキ林。
20年生の木は利用間伐の場合は、垂木や丸柱、川の沈床材、杭丸太などに使われるそうです。

大野さんの伐倒を見学した後、実際に年輪を数えてみます。
利用間伐や主伐と違い、切捨て間伐の場合は治山のため木が腐るのを遅らせようと
株を高く伐るというお話も伺いました。

そして、チェンソーを使って玉切りを体験します。
はじめて使うチェンソーに緊張の面持ち。クラスメイトと担任の先生も遠くから見守ります。
全員が玉切りと枝払いを体験しました。
感想は、「怖かった」という声もあれば、「スカッとした」という声も。

続いて、昭和30年に植林された56年生の林。
50年生の木は、家の柱や床板、壁板などに使われます。
80年生ともなれば立派な大黒柱に。
「人間と似ているなぁと思う」と大野さん。

こちらも伐倒を見学した後、枝払いをして、玉切りをします。

女の子も堂々のチェンソー姿。

伐った木の年輪を数えて、
匂いをかいで、「いい匂い~!私この匂い好き~!!」と。

木の根元の方の年輪を見ると中心が随分かたよっています。
これは風雪害で木が曲がってしまったためで、中心がかたよっていると割れやすく
商品としての価値がなくなってしまうそうです。

最後に質問タイム。
Q:1日に何本くらい切るの?
A:今は高性能林業機械があるので多いときは1日に何百本も伐ります。
Q:木を伐るときに気をつけていることは?
A:木の倒れる方向を確認すること。とにかく怪我のないように。
Q:ヘルメットに血液型が書いてあるのはなぜ?
A:もし現場で怪我をした際に迅速な対応ができるように、事業体、名前、血液型が書かれている。
Q:1日に何本伐るか決めているのか?
A:何本伐るかではなく、毎日エリアと施業方法を決めて作業にかかる。
地域で活躍する仕事に触れることができる洞戸ならではの貴重な体験でした。
Wrote:前西
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