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2017-01

平成28年度 第2回  安全管理研修・里山づくり後継者養成講座 里山づくり編 - 2016.09.23 Fri

 ~平成28年度 第2回 安全管理研修・里山づくり後継者養成講座 安全管理研修編~に続いて、『平成28年度 第2回 安全管理研修・里山づくり後継者養成講座』里山づくり編の様子をご紹介します。

H28安全講習2・里山づくり様子

 講師に 『NPO法人 森のなりわい研究所代表理事の伊藤栄一氏をお迎えし、平成28年4月に「環境保全モデル林」第4号として利活用スタートした、中津川市『加子母福崎の森』(以下「福崎の森」)を中心に、約3時間程度のフィールド実習が行われました。

H28安全講習2・里山づくり講義

 「里山をどう捉えるか?」
森に入る前に、まずは参加者全員で「目指す里山像」について考えます。
 爽やかな外の空気を吸いながら、目の前には「福崎の森」、すぐ横には地域の木をいっぱい利用した杣(そま)小屋を模した作業小屋もあり、ロケーションは抜群です!

H28安全講習2・ストーリー

 伊藤先生曰く、近年「里山」は話題である。だが、「里山ってすごいね!」という割には活用率が少なく、人と自然の関わりが必要だと分かっていても上手く活用がされていないのが現実だ。
 自分なら?どんな森にして、どんな活用をするか?
 目前にある対象林を、「立地性(これまでの林業の歴史)、地域柄(食や生活の文化)、自然環境、・・・」全てを踏まえ、どんなストーリーで里山を活用していきたいか?それを考えながら「里山活用術」について学んでいきます。

 この「福崎の森」のコンセプトは『里山の文化・歴史を体感できる美しい森林のふるさと“加子母福崎の森”』 
 この目指す姿を基盤に、自分ならどんな森にしたいか?それぞれにストーリーを考え、参加者同士で交流し合いながら、いざ「福崎の森」へ出発!!

H28安全講習2・じゃんじゃん

 「おっ!ジャンジャン!」と登り始めて第一声!
 ここ「福崎の森」には、整備された「ジャンジャン」があり、参加者の皆さんも興味深々!
 昔の木材搬出装置である「ジャンジャン」は、昭和40年ごろまでに使われていた、薪などを山から里へ運ぶ、鉄線の滑車を使った簡素な索道だとか。
 伊藤先生をはじめプレーヤーさん皆で実際に手に触れ「昔は当たり前に使ってたなぁ~」。

H28安全講習2・散策

 更に森を奥へと進むと、「綺麗に整備されとる!」「坂道は結構急やぞっ。」「鹿の足跡があるな!」「小さな池もあるぞ~!」「なかなか明るくていい森やなぁ~」などなど。実際に見て歩いて、プレーヤーさんからいろんな声が聞かれました!

  「この森は整備されて綺麗だが、急な坂道がちょっと問題やなぁ。」「身障者にも来てもらえるような、なだらかな道にすることが必要や。」「景観はとても良い!」「木の階段は老朽化が早いから、石畳っていうのもいいんじゃないか。」
 森を散策しながら、参加者同士の意見交換は尽きません。皆さんそれぞれに森の利活用についてストーリー作りをしながら、思いは膨らみます!

H28安全講習2・木馬道

 森の最終付近に「木馬(きんま)道」が見えてきました!
 「おれ昔これ担いで山道歩いたぞ。」意外に多くの方からそんな言葉が聞かれました。
 「木馬(きんま)道」とは、山奥から材木を道路際まで運ぶための仮設の道で、昔は木馬(きんま)と呼ばれるソリのような荷台に材木を載せて、この上を滑らせて運んだそうです。
 「木馬(きんま)道」、林業の伝統技術ですね。(写真右下:実際に昔使用されていたもの。)

H28安全講習2・里山づくり将来像

 さぁ!いよいよここ中津川市加子母の、未来における「福崎の森」の利活用を考えた各々のストーリー発表会です!
 伊藤先生を交え、発表はフリートーク形式で多くのストーリーが飛び出しました!
 「身障者にも活用できる森づくり」「リラグゼーションエリアとして活用」「加子母地域の特性を活かしたフットパスコースを作り、トレッキング等できる森づくり」、「里山を体感する小中高の環境学習会」など。
 そして2027年開業予定である「リニア中央新幹線」の駅位置である中津川市。その波及効果を最大限に活用した「リニアの街づくり」は、「加子母・福崎の森」のアピール、利活用にもつながると。     
 里山利活用の夢はどんどん膨らみます♪
 日頃から、地域の里山づくりに取り組む皆さんだからこそ考えられるストーリーですね。

H28安全講習2・後継者づくり

 最後に伊藤先生から「後継者づくり」についてのお話。
 後継者養成は、将来の里山づくりを担う人材の発掘・育成という観点から、後々まで今の里山の形を残していくためには不可欠な問題である。だが、後継者を残すことだけにとらわれるのではなく、まずは自分たちが“楽しく、有意義な、やりがいのある”里山づくりを、自分なりのストーリーを考えながら、自分たちの活動に活かして欲しいと。

 こうして伊藤先生から学んだ『里山の活用と管理』。いろんな方々と交流することで大変刺激のある講習会となったのではないでしょうか。
 森林(もり)の「健全性の維持」を大切にし、地域の皆さんと共に、緑豊かな里山づくりを楽しみながら、そんな森林整備を行っていけたら良いですね。 

 Wrote:田中

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