彦谷の里で里山にあそぶ!(二本木生産森林組合) - 2016.03.11 Fri
飛騨の大自然を満喫!
『二本木生産森林組合』(以下「二本木」)が主催する、『飛騨高山・彦谷の里で里山にあそぶ』体験コースの「冬芽観察会」におじゃましました。
雨予報の天気模様にもかかわらず、8名が集合!スノーシューを履いたら、「二本木」宮垣津さんのガイドのもと、猪臥山(いぶせやま)の山頂を目指してスタートです。
今年の冬は暖かい!暖冬のために雪不足でスキー場は大困り…。とは言えども、雪深い地域ではまだまだ雪が残っています。こんな雪の中、木の芽は出ているのでしょうか?
木々の先端を見てみると、しっかり木の芽の準備が始まっています。
「森の木々は秋までに次の芽の準備を終えて、冬の間にたくわえる。そして春になると一気に芽が出るようになっている。」
写真中段左、山菜としても大人気のタラの芽。食べるにはまだ早いですが、しっかり準備を始めてますよ!
写真中段右、コブシの冬芽。ネコヤナギみたい!
写真下段右、オオカメノキでしょうか?まるでクリオネみたいでかわいいですね!
フィールドサイン(生き物たちの痕跡)の中でも、雪のある今だからこそ見つけやすい動物の足跡。
写真左は、カモシカかニホンジカ。
写真右上は、リス。横に並ぶ真ん中と右側の穴が後ろ足。左側が前足。
写真右下は、ウサギ。随分見難い写真になってしまいましたが、横に並ぶ右側の2つが後ろ足。縦に並ぶ真ん中と左側の穴が前足だそうです。
動物には、冬眠する動物としない動物がいます。こんな雪の中でも動物たちは元気に動きまわっているのですね!
写真左上は、シラカバの枝がのびているところにピンクのリボンが結んであります。これは、昨年の同じ頃に大人の胸の高さで結んだ印。昨年と比べると、80cmくらい雪が少ないことがわかります。「やっぱり今年は暖冬なんやなぁ。」
写真右上は、なぜか中途半端な高さで伐られた切り株がたくさん並んでいます。これは雪深い時期に木を伐って、ソリで下まで運ぶためにできた光景です。春になって雪が溶けてくると顔を出してくる切り株がすでにこんなにもむき出しに。やっぱり今年は雪の量が少ないことがよくわかりますね。
写真下段は、クマのフィールドサイン。冬ごもりの穴なのか、食べ物を探すために掘っていたのか…。穴の中にはアリの巣なのか、虫の幼虫なのかが暮らしていた跡もありました。「こうしてクマが木の中のアリや幼虫を食べて、幼虫を食べるキツツキも棲んでいて…。こういったつながりが生物多様性を育んで豊かな森をつくりあげていくために大事なこと。」
このあたりでは、標高1,500mあたりから背の高い木が育ちにくくなるそうです。
遊歩道を挟んで、日当たりが良いところでは写真左のように樹木が高く育ちますが、日当たりが悪いところでは写真右のように樹木があまり育ちません。「日当たりによって樹木の育ち方が違うから、よく考えて森づくりをしていかないといけない。」
3時間弱の雪山登山の末たどり着いた標高1,519mの猪臥山山頂!
せっかくの頂上なのに、ガスで景色が見えない?
登っている時には、頂上が見えないくらいのガスでしたが、山頂で一息ついている間に、里までは見渡せるくらいに澄んできましたよ!
晴れていれば、東に御嶽山や穂高連峰、西に白山がくっきりと見えるのだとか…。また天気がいい時にリベンジしましょう!皆さんお疲れ様でした!
「山を守ることが大切だと言われるけれど、育てる木を選んで、それ以外は採っていろんな活用をしていかないと意味がない。このあたりでは昔から木を伐って炭焼きがさかんだった。だから山が育ってきた。採って活用して育てていくことが大事。」と、宮垣津さん。
『二本木生産森林組合』では、山の活用や楽しみ方を体験できるイベントを開催しています。来年度も、春の山菜まつりからイベントスタートです。皆さんもぜひ参加してみてください!
『二本木生産森林組合』(以下「二本木」)が主催する、『飛騨高山・彦谷の里で里山にあそぶ』体験コースの「冬芽観察会」におじゃましました。
雨予報の天気模様にもかかわらず、8名が集合!スノーシューを履いたら、「二本木」宮垣津さんのガイドのもと、猪臥山(いぶせやま)の山頂を目指してスタートです。
今年の冬は暖かい!暖冬のために雪不足でスキー場は大困り…。とは言えども、雪深い地域ではまだまだ雪が残っています。こんな雪の中、木の芽は出ているのでしょうか?
木々の先端を見てみると、しっかり木の芽の準備が始まっています。
「森の木々は秋までに次の芽の準備を終えて、冬の間にたくわえる。そして春になると一気に芽が出るようになっている。」
写真中段左、山菜としても大人気のタラの芽。食べるにはまだ早いですが、しっかり準備を始めてますよ!
写真中段右、コブシの冬芽。ネコヤナギみたい!
写真下段右、オオカメノキでしょうか?まるでクリオネみたいでかわいいですね!
フィールドサイン(生き物たちの痕跡)の中でも、雪のある今だからこそ見つけやすい動物の足跡。
写真左は、カモシカかニホンジカ。
写真右上は、リス。横に並ぶ真ん中と右側の穴が後ろ足。左側が前足。
写真右下は、ウサギ。随分見難い写真になってしまいましたが、横に並ぶ右側の2つが後ろ足。縦に並ぶ真ん中と左側の穴が前足だそうです。
動物には、冬眠する動物としない動物がいます。こんな雪の中でも動物たちは元気に動きまわっているのですね!
写真左上は、シラカバの枝がのびているところにピンクのリボンが結んであります。これは、昨年の同じ頃に大人の胸の高さで結んだ印。昨年と比べると、80cmくらい雪が少ないことがわかります。「やっぱり今年は暖冬なんやなぁ。」
写真右上は、なぜか中途半端な高さで伐られた切り株がたくさん並んでいます。これは雪深い時期に木を伐って、ソリで下まで運ぶためにできた光景です。春になって雪が溶けてくると顔を出してくる切り株がすでにこんなにもむき出しに。やっぱり今年は雪の量が少ないことがよくわかりますね。
写真下段は、クマのフィールドサイン。冬ごもりの穴なのか、食べ物を探すために掘っていたのか…。穴の中にはアリの巣なのか、虫の幼虫なのかが暮らしていた跡もありました。「こうしてクマが木の中のアリや幼虫を食べて、幼虫を食べるキツツキも棲んでいて…。こういったつながりが生物多様性を育んで豊かな森をつくりあげていくために大事なこと。」
このあたりでは、標高1,500mあたりから背の高い木が育ちにくくなるそうです。
遊歩道を挟んで、日当たりが良いところでは写真左のように樹木が高く育ちますが、日当たりが悪いところでは写真右のように樹木があまり育ちません。「日当たりによって樹木の育ち方が違うから、よく考えて森づくりをしていかないといけない。」
3時間弱の雪山登山の末たどり着いた標高1,519mの猪臥山山頂!
せっかくの頂上なのに、ガスで景色が見えない?
登っている時には、頂上が見えないくらいのガスでしたが、山頂で一息ついている間に、里までは見渡せるくらいに澄んできましたよ!
晴れていれば、東に御嶽山や穂高連峰、西に白山がくっきりと見えるのだとか…。また天気がいい時にリベンジしましょう!皆さんお疲れ様でした!
「山を守ることが大切だと言われるけれど、育てる木を選んで、それ以外は採っていろんな活用をしていかないと意味がない。このあたりでは昔から木を伐って炭焼きがさかんだった。だから山が育ってきた。採って活用して育てていくことが大事。」と、宮垣津さん。
『二本木生産森林組合』では、山の活用や楽しみ方を体験できるイベントを開催しています。来年度も、春の山菜まつりからイベントスタートです。皆さんもぜひ参加してみてください!
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