岐阜県第1号!森のようちえん!(森のだんごむし)その2 - 2016.02.29 Mon
~岐阜県第1号!森のようちえん!(森のだんごむし)その1~
に続いて、『野外自主保育「森のだんごむし」』(以下「だんごむし」)の活動を紹介します。

「自分の力で登れるようになったら、登ってもいいよ」と言われている建物(『岐阜県立森林文化アカデミー』の学生さんたちの自力建築)。小さい子もひょいひょい屋根の上まで登っていきます。屋根の上では、コロコロ転がったり、おひさまポカポカ浴びながらお弁当食べたり、ごっこ遊びをしたり。
わんぱくな男の子は、スパイダーマンのように壁を伝って登って、ワイルドに屋根の上からジャンプで飛び降ります!
さすがに男の子たちのように屋根から飛び降りることはできなくても、女の子たちは足場のドラム缶からピョンと飛び降りてきます。
そんな中、今まで怖くて飛び降りることができなかった女の子がみんなにつられて初めてピョンッ…ガツッ☆飛び降りてみたけどやっぱり怖くて膝から着地してしまったようです。モチロン痛くて痛くて大泣き!すると子どもたちは代わるがわる「どうしたの?」と集まってきます。
事情がわかった子どもたち、なんとかこの子のジャンプが成功できるように「練習しよう!」と試行錯誤。

怖くて飛べなくて涙が止まらないKちゃん。みんなKちゃんのタイミングをじっと見守りながら、どうしたら飛べるか一生懸命考えます。
写真1.「手、持ってるから大丈夫だよ!せ~の、ピョンだよ!」下の子が巻き込まれる可能性があるので、これはやめましたが、この気持ちがすごく嬉しいですね!
写真2.「見ててね、こうやって飛ぶんだよ!」と見本を見せてあげる。
写真3.「石があるから痛いかも…」と、着地場所の石を取り除いてくれる。
写真4.「シートがあれば怖くないかも!」と、みんな自分のレジャーシートを重ねてくれる。
写真5.「クッション作れば痛くないよ!」と、自分の上着を脱いで積み上げてくれる。「これでもう痛くないよ!」
写真6.「飛べた~!!」「痛くなかったでしょ?」
「Kちゃんはジャンプが楽しくなってきたよ!」と、ボソッと一言!「ジャ~ンプ♪って、ピョンってしたら、涙もとんでっちゃうよね!!」という友達の心強い言葉に勇気ももらって、その後、みんなが見ていない間にも数回飛んで自信がついたよう…

クッションもシートも何もなくても見事ジャンプに成功!! しっかり足から着地できたよ!痛くなかったよ!!おめでとう♪
…でもこの後、屋根の上で遊んで時間が開いた後で、「高くなった気がする…。」と、また涙がポロポロ…。
すると「僕が低くしたげるから今のうちに飛ぶんだ!」と、ドラム缶に必死にぶら下がって少しでも低くしようとしてくれる男の子たち!うん、低くなった気がする!
なかなか1日で成長するのは難しい…。でも、今日できた成功体験を少しずつ繰り返していくことで確実に自信をつけて身につけていくはずです!頑張って!
こうして、自分ができるようになりたい!やりたい!と思った時にじっくり取り組めるのは、やっぱりカリキュラムや時間にしばられない「森のようちえん」ならではですね!

「だんごむし」の子たちは、欲しいものは自分たちで作る意識を持っています!
写真左上、大人が作業する電動ドライバーも「やりたい!」
写真右上、小さい子がハシゴやブランコを使っていたら、自分たちは我慢する…のではなく、「ブランコもう1個作って!」と。「自分たちで作ったらいいよ!」と大人に言われたら、あ!そっか!と木材を見つけてきて、友達と協力しながらノコギリでギコギコ!手つきも構え方もキマってます!!

泥が固まったような石をたたいて水を加えてすりつぶす…「お化粧作ってるの!」爪に塗ったら「マニキュアするんだよ~!」耳たぶにつけて「ほら!イヤリング☆」手のひらに塗ったら手形スタンプ、ペタペタ♪
こうして4時間近く、充分に森で遊びつくして、お母さんたちがお迎えで待つ広場まで帰って行きました。

広場で今日の遊びをふり返ってから、絵本を見て、卒園する子たちのために集合写真を撮って、この日の活動は終了。
写真下段は集合写真の一幕。4月に押したみんなの手形スタンプ横断幕を見て、「私のココ~!」「あ!コレ○○ちゃんのだ~!」
卒園の時にはこの横断幕を切って、それぞれ自分の手形を持って帰るそうです。「だんごむし」歴が長い子たちは、通った年数分の通園手形をもらえるので、毎年の成長が感じられる卒園プレゼントになりますね!今年ももうすぐ大勢の子たちが卒園していくようです。寂しくなりますが新たな門出なので、小学校でも「だんごむし」魂を存分に発揮していってください!
森の入口で神様に挨拶「森の神様おじゃまします!」「森の神様ありがとう!」
『野外自主保育「森のだんごむし」』は、岐阜県の「森のようちえん」第1号!お母さんたちが当番制で交代で活動に関わっていきます。「幼児の自然体験として始めたけど、森で楽しく過ごしていく中で、お母さん自身が成長していく子育ての場としての役割も大きいことがわかった。昔そうだったように、子どもは“みんなの子ども”として、自主保育の輪が広がっていくといい。子育てを一緒にしていくいいきっかけになるといい。」とナバさん。また、森や木に関わる専門学校である『岐阜県立森林文化アカデミー』で行われる活動ということもあって、「ここをきっかけに各地で広がっていくように、新しいことも試していこうと思っている。」とのこと。実際にアカデミーでは、「森のようちえん」や「プレーパーク」など、「木育」に関わるイベントやセミナーもたくさん開催されています。今後も『野外自主保育「森のだんごむし」』の活動に注目ください!
に続いて、『野外自主保育「森のだんごむし」』(以下「だんごむし」)の活動を紹介します。

「自分の力で登れるようになったら、登ってもいいよ」と言われている建物(『岐阜県立森林文化アカデミー』の学生さんたちの自力建築)。小さい子もひょいひょい屋根の上まで登っていきます。屋根の上では、コロコロ転がったり、おひさまポカポカ浴びながらお弁当食べたり、ごっこ遊びをしたり。
わんぱくな男の子は、スパイダーマンのように壁を伝って登って、ワイルドに屋根の上からジャンプで飛び降ります!
さすがに男の子たちのように屋根から飛び降りることはできなくても、女の子たちは足場のドラム缶からピョンと飛び降りてきます。
そんな中、今まで怖くて飛び降りることができなかった女の子がみんなにつられて初めてピョンッ…ガツッ☆飛び降りてみたけどやっぱり怖くて膝から着地してしまったようです。モチロン痛くて痛くて大泣き!すると子どもたちは代わるがわる「どうしたの?」と集まってきます。
事情がわかった子どもたち、なんとかこの子のジャンプが成功できるように「練習しよう!」と試行錯誤。

怖くて飛べなくて涙が止まらないKちゃん。みんなKちゃんのタイミングをじっと見守りながら、どうしたら飛べるか一生懸命考えます。
写真1.「手、持ってるから大丈夫だよ!せ~の、ピョンだよ!」下の子が巻き込まれる可能性があるので、これはやめましたが、この気持ちがすごく嬉しいですね!
写真2.「見ててね、こうやって飛ぶんだよ!」と見本を見せてあげる。
写真3.「石があるから痛いかも…」と、着地場所の石を取り除いてくれる。
写真4.「シートがあれば怖くないかも!」と、みんな自分のレジャーシートを重ねてくれる。
写真5.「クッション作れば痛くないよ!」と、自分の上着を脱いで積み上げてくれる。「これでもう痛くないよ!」
写真6.「飛べた~!!」「痛くなかったでしょ?」
「Kちゃんはジャンプが楽しくなってきたよ!」と、ボソッと一言!「ジャ~ンプ♪って、ピョンってしたら、涙もとんでっちゃうよね!!」という友達の心強い言葉に勇気ももらって、その後、みんなが見ていない間にも数回飛んで自信がついたよう…

クッションもシートも何もなくても見事ジャンプに成功!! しっかり足から着地できたよ!痛くなかったよ!!おめでとう♪
…でもこの後、屋根の上で遊んで時間が開いた後で、「高くなった気がする…。」と、また涙がポロポロ…。
すると「僕が低くしたげるから今のうちに飛ぶんだ!」と、ドラム缶に必死にぶら下がって少しでも低くしようとしてくれる男の子たち!うん、低くなった気がする!
なかなか1日で成長するのは難しい…。でも、今日できた成功体験を少しずつ繰り返していくことで確実に自信をつけて身につけていくはずです!頑張って!
こうして、自分ができるようになりたい!やりたい!と思った時にじっくり取り組めるのは、やっぱりカリキュラムや時間にしばられない「森のようちえん」ならではですね!

「だんごむし」の子たちは、欲しいものは自分たちで作る意識を持っています!
写真左上、大人が作業する電動ドライバーも「やりたい!」
写真右上、小さい子がハシゴやブランコを使っていたら、自分たちは我慢する…のではなく、「ブランコもう1個作って!」と。「自分たちで作ったらいいよ!」と大人に言われたら、あ!そっか!と木材を見つけてきて、友達と協力しながらノコギリでギコギコ!手つきも構え方もキマってます!!

泥が固まったような石をたたいて水を加えてすりつぶす…「お化粧作ってるの!」爪に塗ったら「マニキュアするんだよ~!」耳たぶにつけて「ほら!イヤリング☆」手のひらに塗ったら手形スタンプ、ペタペタ♪
こうして4時間近く、充分に森で遊びつくして、お母さんたちがお迎えで待つ広場まで帰って行きました。

広場で今日の遊びをふり返ってから、絵本を見て、卒園する子たちのために集合写真を撮って、この日の活動は終了。
写真下段は集合写真の一幕。4月に押したみんなの手形スタンプ横断幕を見て、「私のココ~!」「あ!コレ○○ちゃんのだ~!」
卒園の時にはこの横断幕を切って、それぞれ自分の手形を持って帰るそうです。「だんごむし」歴が長い子たちは、通った年数分の通園手形をもらえるので、毎年の成長が感じられる卒園プレゼントになりますね!今年ももうすぐ大勢の子たちが卒園していくようです。寂しくなりますが新たな門出なので、小学校でも「だんごむし」魂を存分に発揮していってください!

森の入口で神様に挨拶「森の神様おじゃまします!」「森の神様ありがとう!」
『野外自主保育「森のだんごむし」』は、岐阜県の「森のようちえん」第1号!お母さんたちが当番制で交代で活動に関わっていきます。「幼児の自然体験として始めたけど、森で楽しく過ごしていく中で、お母さん自身が成長していく子育ての場としての役割も大きいことがわかった。昔そうだったように、子どもは“みんなの子ども”として、自主保育の輪が広がっていくといい。子育てを一緒にしていくいいきっかけになるといい。」とナバさん。また、森や木に関わる専門学校である『岐阜県立森林文化アカデミー』で行われる活動ということもあって、「ここをきっかけに各地で広がっていくように、新しいことも試していこうと思っている。」とのこと。実際にアカデミーでは、「森のようちえん」や「プレーパーク」など、「木育」に関わるイベントやセミナーもたくさん開催されています。今後も『野外自主保育「森のだんごむし」』の活動に注目ください!
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