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2017-05

森の奨学生!(中野方水源の森実行委員会) - 2015.12.22 Tue

 石積み棚田の景観美しい里『坂折棚田』がある、恵那市中野方地域。

中野方水源の森・坂折棚田

 中野方水源の森実行委員会』を中心に、坂折棚田上流部の森林づくりを行う「森の作業員」の活動におじゃましました。
 2013年11月に、中野方地域協議会コカ・コーライーストジャパン株式会社(以下「コカ・コーラ」)、恵那市岐阜県が締結した『水源の森づくり(水資源涵養)に関する協定』を皮切りにスタートした森林づくり。現在は、中野方地域協議会コカ・コーラ、地域の森林づくりボランティア団体である「杣組(そまぐみ)」とで成る『中野方水源の森実行委員会』が中心となって行っています。

中野方水源の森・集合

 水源の森づくりの活動に賛同し、今後、恵那市中野方の山の整備に関わってほしいという願いから、「森の作業員」奨学生として、無料で山仕事のノウハウを学ぶことができます。チェーンソーなどの道具の扱い方から木の伐り方までつきっきりで教えていただけて、更に実践練習まで思う存分させてもらえる!そうすることで、同時に山がきれいになる!なんて素敵な制度でしょうか!!
 そんな制度ならぜひとも参加したいと、毎年参加される方と、新規で登録される方とで、今年は36名(20代から70代くらいまでの男女)がシフトを組んで活動しています。地元の方が多いようですが、他地域や愛知県からもいらっしゃっているようですよ!
 12月17日(木)、この日の参加者は8名。焚火にあたって体を温めたら活動スタートです。

中野方水源の森・選木

 「森の作業員」導入より今年で3年目!今までは、間伐された木材の運び出しが中心でしたが、今年は「間伐作業をしたい!」という奨学生の皆さんの意見をもとに、間伐中心の作業を行います。
 この日も、新たに間伐を学びたいという方がマイチェーンソー持参です!
 間伐する木の選び方を習ったら、倒す方向を定めます。
 初心者でも倒したい方向に安全に伐倒できるよう、ロープで引っ張る方法を習います。
 
中野方水源の森・伐採

 ロープを引っ張る場所が定まったら、間伐開始!
 師匠に見本として作業の流れを1回見せてもらったら、早速実践です。
 「まず最初に、倒したい方向側に受け口を作る。倒す方向に対して垂直に刃を入れて、木の真ん中よりも3cmくらい残したところで止めなあかんぞ。」倒す方向に垂直に伐っているつもりでも、手元の方はよく伐れていますが、奥の見えない方は意外と伐れておらず、いつの間にやら垂直ではなくなってしまいます。「しっかり奥まで回り込んで、角度の確認をしながら伐ってくんや。」「頭ではわかっとるんですけど、やってみるとなかなか思っとるようにはいきませんね!」
 くの字型の受け口ができたら、再度角度の確認をし、必要な場合は微調整を行います。
 そして反対側の「追い口も、木の真ん中から3cmくらい残してストップする。」「そうやって真ん中をツルにするんですね!」

中野方水源の森・ワイヤー玉伐り

 ツルを残して受け口、追い口を完成させたら、ウインチなどを使って木を引っ張ります。ミシッ、ミシッと木が音をたてて傾き始め、バキバキバキッと音をたてながら倒れていきます。
 この辺りの森も、林業の衰退とともに山の手入れができなくなって、全国的に心配されている過密林のため、かかり木(周辺の木の枝にひっかかること)が発生しやすくなっています。そうなったら、ロープをかけなおして別の方向から引っ張って倒します
 倒した木は、だいたい2mくらいに玉伐りしたら間伐完了。

中野方水源の森・間伐

 こちらの方は、間伐方法を習って実践も行っている方なので、師匠の間伐を1回見て作業を確認したら、後は1人でサクサク作業を進めることができます。
 間伐して、枝を落として、玉伐り。作業もスムーズ。見事な奨学生ですね!

中野方水源の森・間伐後

 新人奨学生の指導がある程度身についてきたら、師匠は指導の合間に別の作業。二股に分かれている木の片方を伐り落とします。さすが師匠!あっという間に作業を終えてしまいます!
 写真下段は、過密林だった森を間伐して光が差し込み明るくなった森です。間伐をしている場所とこれからする場所の明るさの違いは歴然としています。
 『中野方水源の森づくり実行委員会』では、2020年までに140haの森林づくりを行っていきます。年間20haずつの作業で、3年目の今年は60haまで作業が完了しつつあります。

中野方水源の森・集材

 こちらは、間伐された木材の集材の様子。昔は1本1本担いだり転がしたりしながら運んでいたのでしょうが、今はワイヤーを張ればまとめて機械で引っ張りだすことができます。「お~い!動かしていいぞ~!!」と、お互い大きな声で確認をしあいながらリモコン操作をすれば、束になった木材がゆっくりと動いてきます。文明の力はすばらしい!!

中野方水源の森・ワイヤー収集

 「もうこの辺は集め終わったぞ~!」ワイヤー周辺の木材収集がすんだら、次の集材場所へワイヤーをつけかえます。
 「もういいか~?こっちはずすぞ~!」お互いに声をかけ合って安全を確かめながら作業を進めていきます。時には、「あれっ?これはどうするんや?」なんて皆さんで頭を悩ませながら、「あ!そうやそうや!こうやった!」なんて、ワイワイ楽しそうに作業が進んでいきましたよ!

 さて、こうして賑やかに行われる『中野方水源の森実行委員会』「森の作業」
 「ここで覚えたことを、自分の山や地域に活用していってほしい!」とおっしゃるのは会長の鈴村さん。来年度以降も間伐作業は続きます。中野方地域に通うことができる皆さん、ぜひ奨学生になりませんか?
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