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2017-08

第3回 安全管理研修・里山づくり後継者養成講座を開催しました! - 2015.11.26 Thu

 岐阜県では、安全管理に配慮した里山づくりの技術の向上と里山づくり活動の担い手の養成を目的として「安全管理研修・里山づくり後継者養成講座」を開催しています。
 今年度最後の講座を開催しましたので、その概要をお知らせします。

里山後継者27-3・1

 11月21日(土)に岐阜県立森林文化アカデミー(以下、「アカデミー」)で講座を開催したところ、県内で里山づくり活動に取り組んでいる31名が参加しました。
 NPO法人森のなりわい研究所代表理事・所長 伊藤栄一氏から『里山の活用と管理』について、アカデミー教授 池戸秀隆氏から『里山づくりのための安全管理研修』について講義を受けました。
 また、木材破砕機(チッパー)の取扱説明や作業する上での注意事項についてやまびこ中部㈱の長瀬圭裕氏から説明をしていただきました。
 
 『里山の活用と管理』では、里山林の歴史から森林の様々な成り立ちの講義を受けました。その後、林内の様子を観察しグループごとに森林を将来どの様にしたいか、ストーリーを考え発表しました。
 アカデミーの演習林沿いの作業道を散策しながら、「どうして道の上にこんなに落ち葉や松葉が敷き積もってしまっているのでしょうか?」何気なく歩いている林内の様子について、どうして今の状態なのか、という疑問をみつけました。
 「昔は落ち葉や松葉、柴などを火おこしの焚きつけとして利用していました。みんな奪い合ってかき集めていたので、松葉が積もるなんて光景は無かったでしょうね」その頃は、里山林にも人の手が頻繁に入り、今よりずっと明るかったようです。

里山後継者27-3・2

 薪炭林として利用していた頃には、はげ山になってしまう場所もあったそうですが、今はうっそうと茂っています。一方で熱帯多雨林では、土壌が痩せているので皆伐したら森林に戻らないこともあるようです。場所によって変わる森林の発達状況、遷移の様子、多様性のあり方などを世界の状況と比較しながら学びました。

里山後継者27-3・3

 各グループで自分たちが選んだ場所をどのようにするか話しました。「ホオノキの樹高が高すぎる。朴葉を利用するため、ホオノキの周りにツリーハウスのような床をつくって葉をとれるような仕掛けをつくる。山桜も隣にあるので、床に座って花見を出来るように」という案や、「今植わっているヒノキやスギを選りすぐってさらに大きくする。生長させる間に周りの細い広葉樹など、子どもたちとも協力して伐採し、えんぴつやおもちゃ造りのワークショップをしながら里山林を育てていく」などグループごとに目の前の森林が将来どうなっていくか、どう管理し利用していくか考えました。地元の森林を想像しながら、「同じことができるな」「自分たちのところでもやってみよう」と、里山づくり活動のヒントになったようです。

 『安全管理研修』は、斜度30度近くの斜面で実際に木を伐採しながら安全確保について学びました。

里山後継者27-3・4

 チェーンソー使用にあたって、防護服・防護靴・ヘルメットを着用しました。赤と黄色の目立つ色の防護服は、離れていても“ここで作業しています”という目印になり、自分の身を守る事と危険を周りに知らせるKY(危険予知)活動にもなります。
 伐倒前にする、安全確認5つのチェック事項「上、下、周囲、伐倒方向、逃げ場確保」について、伐る前にしっかりと安全を確認する事が大切です。
 「実際に木を倒すのを初めてみた」「大木を伐る際のチェーンソーの切歯の入れ方、ワイヤーの掛け方を実際にみて具体的に説明してもらえたので、わかりやすかった」「慣れてきた時が危ない!そんな時こそ、もう一度安全に注意をして作業を行うようにしたい」という感想がでました。2本のうち1本は掛かり木になってしまったのですが、実習で学んだ安全管理の方法を実践し、安全に倒すことが出来ました。

 講座の最後は、木材破砕機ウッドチッパーの実演を兼ねた取扱説明を受けました。林内へ破砕機を移動させ、間伐した際に出た枝をチップにしました。

里山後継者27-3・5
里山後継者27-3・6

 「小枝モードと標準モードがあります」「風向きを見て破砕機に対し少し斜めに立ち、防護メガネ・ゴーグルをしてください。」「巻き込まれないようにピタッとした服装・手袋を使用してください」「何より、何かおかしいと感じた時は必ずエンジンを切る!クラッチもおろす!それから様子を見るようにしてください」
 力のある機械だけに、巻き込まれては大変な大けがにつながってしまいます。便利な機械ですが、安全に使用するため、取扱方法をしっかりと知って操作する事が大切ですね。

 普段、里山づくり活動を行っている参加者の方々でしたが、「こんな方法もあるのか」、「違った視点を学べた」などという意見がでました。これからも今回の講座で得たことを活かし、怪我なく楽しい里山づくり活動に取り組んでくださいね。

Wrote:恵みの森づくり推進課 山田
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