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2017-08

大ネズコの保全体験から森林を学ぶ(高山市立栃尾小学校) - 2014.10.20 Mon

 岐阜県では「自然体験活動や森林環境教育を行いたい!」と思っている学校に対して支援する『緑と水の子ども会議』を行っています。
 10月17日(金)、高山市丹生川地域にある平湯キャンプ場を拠点に行われた『高山市立栃尾小学校』5年生の活動におじゃましてきました。

 栃尾小・導入

 『NPO法人 山の自然文化研究センター』の山下さんからこの日の活動の内容を聞きます。
 「今いるキャンプ場からこの大ネズコを目指して、ぐるっと山道を回って戻ってくるよ。」と、大ネズコ周辺のジオラマを指さしながら、活動の行程をイメージしていきます。
 大ネズコでは、保全活動の一環として拾った落ち葉を根元にかける作業もします。根元の土の養分とするためですが、なぜ落ち葉が養分となるのか?写真下段の土の模型で解明されます。
 「みんながかけてくれる落ち葉は、やがて土になるんだよ。」模型の上から下にいくにつれて、落ち葉などの混ざった物がだんだん小さくなっていきます。「このあたりの標高では(温度によって速さは違う)、条件が良くても、1cmの土になるのに100年以上かかる。」とのこと。自然って偉大ですね!!

栃尾小・炭窯

 大ネズコを目指して山道を登っていくと、立て札がありました。「ここには昔、炭窯があったといういわれがあって、復活させたいと願ってできた炭窯。」とは地域で活動する『平湯巨樹巨木保全協議会』の村山さん(写真右下)。地域愛あってのことですね!

栃尾小・道の途中

 山道の途中でも、地域の歴史や見つけた植物について、いろんなことを教えていただきました。
 子どもたちの「あれ、サルノコシカケじゃない?」という発見にも、「正解!木に登ったサルが、あれの上で腰かけて一休みしてたからサルノコシカケという名前なんだよ!」なるほど~!!

栃尾小・ネズコ落ち葉

 大ネズコにたどり着くと、その大きさに感動!「おっきいね~!!
 柵で囲まれたネズコの根元に落ち葉をまくために、今回特別に柵の中へ入らせてもらいました。「あ!(土が)ふかふかや!!」「みんなが葉っぱを入れてくれるから、もっとふかふかになっていくんだよ!」
 せっかく柵の中に入らせてもらえたので、大ネズコの幹の周囲を巻尺で計ってみました!「10m6cm!!」(計る場所や計り方によって大きさは違います)なんとも大きな樹ですね!

栃尾小・集合

 子どもたちの希望で、大ネズコを囲んでみました!!「11人でつながったよ!!」
 『平湯巨樹巨木保全協議会』の村山さん、「昔はこの大ネズコのもとで平湯温泉が今よりもずっと栄えていた。この大ネズコのもとで頑張ればまた豊かになれると信じて、大ネズコを見直しているところ。」と、保全への想いを語ってくれました。
 
栃尾小・歩道整備

 写真左上は、10年以上前に栃尾小の先輩たちが植えてくれたドングリの木を見ています。森で拾ったドングリを育てて苗にしてここに植えたのだそうですが、10年以上たってもまだまだ細く、子どもたちの身長にも満たない高さです。ネズコは針葉樹なので、ドングリの木とは生長速度は違いますが、それでも木が育つのは長い年月が必要だと学んでもらえたのではないでしょうか。
 写真右上は、ネズコの横にある樹にある熊の爪痕に手を合わせて、熊の大きさを想像してもらいました。子どもの手のひらと同じくらい?「これはきっと子熊やな!」
 その後、クワで土や落ち葉で埋もれた歩道の階段を掘り起こして、歩道の整備も行って、ネズコを後にしました。

栃尾小・ヤマボウシ

 キャンプ場へ戻る時、ヤマボウシの樹がありました。
 「この実は食べられるんだよ!」と、食べて見せる山下さん。子どもたちも1つずつおいしくいただきました。「なんか不思議な味…」確かに!果物のような甘い実を想像して食べると期待はずれかもしれませんね!

栃尾小・種の仕組み

 キャンプ場に戻ったら、種が風にのって飛ぶ仕組みを学びます。
 「紙を折って~」と、山下さんと同じ手順で種の模型を作っていきます。紙テープとクリップ、ホチキスがあれば簡単にできてしまいます!
 写真右上は、紙テープの端をクリップでとめてできた、カエデの種の模型です。上に向かって放り投げると、横回転でクルクルと回りながら落ちていきます。「うわぁ!綺麗だねぇ!!」
 紙テープを8の字にして、真中をホチキスでとめてできたヤマウルシの種の模型は、縦回転でクルクルと回って落ちていきます。
 種はそれぞれに風に飛ばされやすいような形で繁殖を試みているのですね!

栃尾小・国有林育樹祭

 この日は他にも国有林での森林保全についてのお話として『飛騨森林管理署』の竹内さんのお話(写真左)。樹は植えるだけではなく、育てることも大事ということで、来年岐阜県で行われる全国育樹祭の話も『飛騨農林事務所』の吉田さんから聞くことができ(写真右)、短い時間でとても多くのことを学ぶことができました。
 
 栃尾小学校の皆さん、ぜひ家族や友達とたくさん山や川に出かけて、楽しむポイントを活かしながら、更に自分なりの新しい発見を見つけていってください!
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