ぎふ木育地域キャラバン サポーター養成講座@大垣 - 2014.10.15 Wed
岐阜県では、「ぎふ木育」の輪を県内各地へ広げようと、「ぎふ木育地域キャラバン」を企画しています。
そして、地域の子育てに関わるみなさん、森や木に関わる職業のみなさんが一緒になって作り上げるキャラバンとするため、事前の研修会を開催し、興味のある方、主体的に関わりたいという方々に事前に研修会に参加していただいています。
9月23日(祝)の『ぎふ木育地域キャラバン サポーター養成講座@中津川』に引き続き、10月11日(土)に『大垣市子育て総合支援センター』で、「子育て世代に伝えたい 木の魅力 木育のチカラ」と題したサポーター養成講座を開催しました。

まずは、自己紹介と、チームづくりです。
今回も、木材販売業、建築業、保育士、家庭相談員、子育て支援センター職員、NPO職員、市役所職員など、幅広い立場の方々にご参加いただくことができました。今回は女性の割合が高く、そこかしこで和やかなおしゃべりが始まります。参加者同士で話し合ってもらい、「普段接点の少ない人」同士で、バランスも考えて3チームを決めていただきました。

午前中は、『岐阜県立森林文化アカデミー』の松井教授による『木育概論(講義)』です。
講義の最初に、みなさんに「頭に思い描く樹の絵」を描いてもらいました。
周囲の山に多い針葉樹っぽい樹形だったり、おいしそうな木の実が付いていたり、人によって千差万別です。お互いに見せ合ってみるとなかなかおもしろいですね!
しかし、松井先生からお話いただいた大事なことは、実は「根っこ」が書いてあるかどうか、なんです。
「目に見えない根が育たないと樹は育たない。それは人も同じ。人でいう根っこの部分を育てる大事な時期が、0歳~7歳の幼少期です。」
そんな語りかけから講義が始まっていきます。参加者のみなさんは、土に水がしみこむように、松井先生の言葉に聴き入っていました。終了後の参加者アンケートを見ると、以下のような言葉が心に残ったようです。
・木育は、森林と人のいのちに関わっている。
・木育を通して「意思」を育てることが、「自分らしく生きる力」になる。
・大人が意思を持って入れば、子どもの意思の育ちを喜ぶことができる。

午後からは、『ぎふグッド・トイ委員会』代表でおもちゃコンサルタントマスターの浅野美香子さんによる実演『明日から実践してみよう!木のおもちゃを活用した木育』です。
『ぎふの木のおもちゃ』を紹介し、参加者のみなさんに、遊びながらその魅力を感じてもらいます。
まずは、今年度グッド・トイに選定された『まあるいつみきmini』を使います。
布の袋に入れた状態で、手ざわりだけで、自分の好きな木を選んでもらいます。次に、机の上に出し、見た目で好きな木を選んでもらいます。両方ともが同じだった人は、たった1名だけでした。
目を閉じて、匂いだけで選んだらどうなるでしょう。みなさんには、最初の自己紹介の際に、「自分の好きな木」を紹介してもらっています。そうした質問の際には、頭の中のイメージで答えている人も多いと思います。
五感によって選ぶものは違ってきますし、イメージと現物は違うことは多くあります。木のおもちゃを通じて、それを体験からわかってもらいました。その日の体調によっても選ぶものが違ってくる場合もあるそうですよ!
良いおもちゃの重要な要素として、「チェンジ」「アクション」「サウンド」があるそうです。
素朴なぎふの木のおもちゃたちは、残念ながらその要素が少ないのですが、浅野さんは工夫してその良さを伝えています。日本人は「どうぞさわってくださいね」と言ってもなかなか触れようとしない人が多いそうですが、前述したように「好きな木を選んでみて!」というと、とたんに触りだすそうです。

また、子育て世代の親の心をつかむために、ぎふの木を題材にしたわらべ歌まで考案しているそうです!ぜひ、メロディーつきの『木とともだち』を聞きに、今後の『ぎふ木育広場』に足を運んでみてください!
さて、最後に『みんなで考えよう、地域の特色を活かした木育』のワークショップです。まずは大垣の強みをみんなで考えます。キーワードとして以下のものが出ました。
『枡』、『米』、『水がおいしく抱負』、『牧田川』、『上石津=自然豊か』、『里山』、『間伐材』、『市の木がクスノキ』、『芭蕉』、『城』、『駅前ハツラツ市』、『子育て日本一宣言』などなど。
この中から、『枡』『クスノキ』『里山と水』の3つのキーワードにテーマに絞り、3チームで分担してプログラムを考えていきます。
考えるうえで大事なことは、1.やりたいこと、2.できること、3.社会が求めていること、のバランスです。
各チームでじっくりと話合ったのち、チーム代表者が発表し、他のチームから意見をもらいました。

ここでは、タイトルだけ紹介します。
『おおきな枡をつくろう』
『トトロ(=クスノキ)を探そう!』
『私たちのまちを作ろう!ふるさと大垣のジオラマづくり』
これらのプログラムのために、何をどうやって準備するのか。
参加者のなかの有志とともにこれから練り上げて、11月23日(日)に『大垣市子育て総合支援センターフェスティバル』の一画に出展する『ぎふ木育キャラバンin大垣』で来場者に披露する予定です。お楽しみに!
Wrote:県庁恵みの森づくり推進課 長沼
そして、地域の子育てに関わるみなさん、森や木に関わる職業のみなさんが一緒になって作り上げるキャラバンとするため、事前の研修会を開催し、興味のある方、主体的に関わりたいという方々に事前に研修会に参加していただいています。
9月23日(祝)の『ぎふ木育地域キャラバン サポーター養成講座@中津川』に引き続き、10月11日(土)に『大垣市子育て総合支援センター』で、「子育て世代に伝えたい 木の魅力 木育のチカラ」と題したサポーター養成講座を開催しました。

まずは、自己紹介と、チームづくりです。
今回も、木材販売業、建築業、保育士、家庭相談員、子育て支援センター職員、NPO職員、市役所職員など、幅広い立場の方々にご参加いただくことができました。今回は女性の割合が高く、そこかしこで和やかなおしゃべりが始まります。参加者同士で話し合ってもらい、「普段接点の少ない人」同士で、バランスも考えて3チームを決めていただきました。

午前中は、『岐阜県立森林文化アカデミー』の松井教授による『木育概論(講義)』です。
講義の最初に、みなさんに「頭に思い描く樹の絵」を描いてもらいました。
周囲の山に多い針葉樹っぽい樹形だったり、おいしそうな木の実が付いていたり、人によって千差万別です。お互いに見せ合ってみるとなかなかおもしろいですね!
しかし、松井先生からお話いただいた大事なことは、実は「根っこ」が書いてあるかどうか、なんです。
「目に見えない根が育たないと樹は育たない。それは人も同じ。人でいう根っこの部分を育てる大事な時期が、0歳~7歳の幼少期です。」
そんな語りかけから講義が始まっていきます。参加者のみなさんは、土に水がしみこむように、松井先生の言葉に聴き入っていました。終了後の参加者アンケートを見ると、以下のような言葉が心に残ったようです。
・木育は、森林と人のいのちに関わっている。
・木育を通して「意思」を育てることが、「自分らしく生きる力」になる。
・大人が意思を持って入れば、子どもの意思の育ちを喜ぶことができる。

午後からは、『ぎふグッド・トイ委員会』代表でおもちゃコンサルタントマスターの浅野美香子さんによる実演『明日から実践してみよう!木のおもちゃを活用した木育』です。
『ぎふの木のおもちゃ』を紹介し、参加者のみなさんに、遊びながらその魅力を感じてもらいます。
まずは、今年度グッド・トイに選定された『まあるいつみきmini』を使います。
布の袋に入れた状態で、手ざわりだけで、自分の好きな木を選んでもらいます。次に、机の上に出し、見た目で好きな木を選んでもらいます。両方ともが同じだった人は、たった1名だけでした。
目を閉じて、匂いだけで選んだらどうなるでしょう。みなさんには、最初の自己紹介の際に、「自分の好きな木」を紹介してもらっています。そうした質問の際には、頭の中のイメージで答えている人も多いと思います。
五感によって選ぶものは違ってきますし、イメージと現物は違うことは多くあります。木のおもちゃを通じて、それを体験からわかってもらいました。その日の体調によっても選ぶものが違ってくる場合もあるそうですよ!
良いおもちゃの重要な要素として、「チェンジ」「アクション」「サウンド」があるそうです。
素朴なぎふの木のおもちゃたちは、残念ながらその要素が少ないのですが、浅野さんは工夫してその良さを伝えています。日本人は「どうぞさわってくださいね」と言ってもなかなか触れようとしない人が多いそうですが、前述したように「好きな木を選んでみて!」というと、とたんに触りだすそうです。

また、子育て世代の親の心をつかむために、ぎふの木を題材にしたわらべ歌まで考案しているそうです!ぜひ、メロディーつきの『木とともだち』を聞きに、今後の『ぎふ木育広場』に足を運んでみてください!
さて、最後に『みんなで考えよう、地域の特色を活かした木育』のワークショップです。まずは大垣の強みをみんなで考えます。キーワードとして以下のものが出ました。
『枡』、『米』、『水がおいしく抱負』、『牧田川』、『上石津=自然豊か』、『里山』、『間伐材』、『市の木がクスノキ』、『芭蕉』、『城』、『駅前ハツラツ市』、『子育て日本一宣言』などなど。
この中から、『枡』『クスノキ』『里山と水』の3つのキーワードにテーマに絞り、3チームで分担してプログラムを考えていきます。
考えるうえで大事なことは、1.やりたいこと、2.できること、3.社会が求めていること、のバランスです。
各チームでじっくりと話合ったのち、チーム代表者が発表し、他のチームから意見をもらいました。

ここでは、タイトルだけ紹介します。
『おおきな枡をつくろう』
『トトロ(=クスノキ)を探そう!』
『私たちのまちを作ろう!ふるさと大垣のジオラマづくり』
これらのプログラムのために、何をどうやって準備するのか。
参加者のなかの有志とともにこれから練り上げて、11月23日(日)に『大垣市子育て総合支援センターフェスティバル』の一画に出展する『ぎふ木育キャラバンin大垣』で来場者に披露する予定です。お楽しみに!
Wrote:県庁恵みの森づくり推進課 長沼
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