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2017-01

岐阜県森林研究所 研究・成果発表会が開催されました - 2011.07.13 Wed

7月12日(火)岐阜県中濃総合庁舎にて、
平成23年度 第1回岐阜県森林研究所 研究・成果発表会が
開催されました。
岐阜県森林研究所は、サポートセンターのある美濃市曽代の
森林文化アカデミーの敷地に隣接して設置されています。
CIMG1418.jpg

今回、特用林産物であるキノコの栽培や、ナラ枯れ後の更新、
人工林伐採後の実生の更新、シカハギ被害の防止対策など、
5つの研究成果が発表されました。

ナラ枯れ被害地の更新について、非常に興味深い結果が発表されました。
「ナラ枯れ跡地にナラは更新しない!?」


ナラ枯れはカシノナガキクイムシが持ち込む病原菌によって発生します。
岐阜県西部では1996年に滋賀県から揖斐川町に、
北部では2002年に富山県から白川村に侵入し、
現在は東部の一部を除いた地域に広がっています。
CIMG1408.jpg

ナラは枯れても放っておけば天然更新するだろうと思いがちですが、
今回の発表はそれを覆すものでした。

調査方法はミズナラが集団で枯れて100㎡以上のまとまった空間(ギャップ)が
できた場所に方形区を設置し、植生調査を行うというものです。
結果は、1.5m以上に育っている樹種はシロモジ、クロモジ、リョウブなど
いわゆる先駆性の植物の出現数が多く、高木性種(将来15mに達するとされる種)は
ウワミズザクラが多く見られたそうです。
しかしこの中には1.5m以上に生長したミズナラは確認できなかったそうです。

最終的な考察としては、ミズナラの稚樹の存在する調査地は見られましたが、
個体数が少なく樹高も低いことから、ナラ枯れによるミズナラの枯死後、
ミズナラが更新する可能性は低いと考えられるそうです。


このままでは日本の里山からナラがなくなる!?
カシナガに対する耐性が高いナラも存在するため、そんなことはないかもしれませんが、
人の手を入れることによって保たれてきた里山の風景を守るためにも、
山に対する積極的なアプローチの手段を考え直さなければならないと感じました。
CCE20110712_00000.jpg

そのほかにも興味深い発表が多く聴かれました。
また、発表会の会場で、平成23年1月森林総研発行の
「関東・中部地域で林地生産を目指す特用林産物の安定生産技術マニュアル」を
いただきました。
キノコのほか、山菜、木の実の栽培方法など興味深い内容が盛りだくさんです。
CCE20110712_00000[1]

サポートセンターに常備しておきますので興味のある方はお越しください。
その際には、ぜひ森林研究所にもお立ち寄りください。

wrote:小野
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