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2017-03

山ガキ隊と地域文化の伝承(NPO法人 恵那山みどりの会) - 2013.12.24 Tue

 7月にご紹介した「山ガキ隊から川ガキまで!」『NPO法人 恵那山みどりの会』(以下「みどりの会」)。ログハウスの完成が気になって、再びおじゃましてきました。

みどり事務所

 平日のみ開いているという『みどりの会』の事務所も見せていただきましたが、手作り感が伝わるとても素敵な看板が目をひきますね。


屋根板

 12月22日(日)。この日はみどりの会森づくり部「なすの森やまがき隊」の活動日。7月に作られていたログハウスの土台が、どのように変化しているのか楽しみでした。
 完成が迫っており、この日の活動は屋根づくり。壁面はほぼ完成していますが、屋根の部分はまだ骨組みだけ。その骨組みの上で作業をしながら屋根を作っていきます。
 写真では怖さが伝わりにくいですが、高さ3m程度なのに、実際にあがると足がすくんで1歩がなかなか踏み出せません。 そんな中、みどりの会の皆さんは骨組みの上をひょいひょい歩いて作業をしていらっしゃいます。ひょっとして大工さんですか?いえいえ、皆さんまったくの素人さん。3人寄れば文殊の知恵の精神で、皆さんでアイディアを出し合いながら作っていきます。

屋根打ち

 骨組みだけだった屋根に板を打ち付けていき、余裕を持たせて作ってきたログハウスの超過分を省いていきます。

トタン屋根

 出来上がった板張りの屋根の上にトタンを打ち付けて、この日のログ作業は終了!ほぼ出来上がってきたログハウスをながめながら「できるもんやな~!!」としみじみ…。でもそれだけでは終わりません。「ここを削るともっと見た目がよくなるな~。」とか、「この足場にプランターとか置いて飾りにしたらうまく活用できるのでは…」と、とにかく向上心にあふれているのです!きっと次の作業日には更に良い物へと進化していることでしょう!

ログ制作

 写真左上が今年の7月。右上がこの日の作業前。写真下が作業終了後のログハウスです。
 こうしてみどりの会のログハウスの外観はほぼ完成。皆さん満足そうな素敵な笑顔ですね!お疲れ様でした!
 「なすの森」の中心施設となっていくこのログハウスは「ドコモ市民団体への助成事業(環境分野)」に採択されて制作してきました。また、周辺のイベント広場や野鳥の観察回遊路などの整備についても「清流の国ぎふ森林・環境税」を活用した公募事業として2年連続で採択されており、雑木林の整備が順調に進められてきています。みどりの会の活動は、外部からも広く認められている活動なのですね!


資源活用

 さて、みどりの会は3つの部会を持って活動を行っていますが、今回は「資源活用部」の活動も見せてもらってきました。
 みどりの会で森林整備や間伐を行った際に出た間伐材や、売れないために森に放置されていく不要木などをもらってきて、資源として大切に活用しています
 写真左は「薪」としての活用のための薪小屋。秋までにいっぱいになった薪小屋も、冬になるとほとんど売れてしまいます。写真右は「炭」「灰」「木酢液」としての活用のための炭窯です。

炭窯&温度

 写真左はなかなか見ることができない、炭を燃やしている最中の炭窯の中の様子。炭を焼くときは、窯に空気が入ると炭ではなく灰となってしまうため、完全密封するそうですが、完成間近のわずかな時間だけ、窯の中のガス抜きをするために入り口を開けるのだそうです。「炭というと黒いけど、こうして火が入って燃えている姿は、白く輝く宝石みたいやなぁ…。」と、みどりの会事務局長の河合さん。確かにそんな風に見えますね!
 写真右は、炭窯から出てくる煙の温度を測っているところです。この温度で炭窯を閉めるタイミングを図るのですが、このタイミング次第で炭の良し悪しが決まるそうです。ただいま煙の温度は370度。そこから推定すると、炭窯の中は約2倍の740度であると予想されるそう。そんな高熱でも燃え尽きてしまわない炭(木材)ってすごいです!!

資源活用部

 今回炭焼きについて教えていただいた、みどりの会資源活用部における炭焼きの要人。右がベテランの田口さん。左は、田口さんから炭焼きを引き継ごうと勉強されている武藤さん。「炭焼きというのは、活用用途がとても幅広いんですよ。(炭は脱臭、除湿。灰は土壌改良。木酢液は水虫対策に…など)一般に言われている効果はほんの一部にすぎません。こういった炭焼きの魅力にひきつけられて、いつかはやってみたいと思っていたところ、みどりの会に出会って始めることができた。」と、とてもイキイキとした笑顔で語ってくださいました。そして今、炭の効果をアレンジして新しい活用を試みているのだとか!!「炭焼きは100窯焼いたら一人前」なのだそう。まずは100窯!ですね!
 昔はこのあたりの産業の一つとして行われていた炭焼きも、今では売れないからという理由から、姿を消す寸前でした。使われなくなった炭窯を見て「この炭窯を活用したい!」という想いから、地元の先輩方に教えてもらいながら炭焼きを始めたという田口さん。「炭焼きは、個人で続けていこうと思っても、赤字だからとても無理。こういった地域の伝統文化を(みどりの会のような)NPOが継承していかなくては…。」と、熱い想いを語ってくださいました。ところが近年、炭窯の老朽化に対する改修費用の捻出が困難なため、継続が危ぶまれていたようです。そんな時、(一財)セブン・イレブン記念財団から助成によって改修することができ、今後も伝統文化の継承が可能となったそうです。こうした大きな支援が受けられるのも、地域の夢を背負ったNPOならではですね。
 「わずかながらに残っている各地の炭焼きで、いろんな形でおもしろい取り組みをしている人がいる。岐阜県全域は難しいかもしれないけれど、周辺地域の方と集まって、炭焼き交流会ができたら…。」とても楽しそうな交流会!ぜひ実現させてほしいですね!
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