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2017-11

NPO法人 美濃の森造隊『森の入口づくりをめざして!』 - 2013.08.28 Wed

 8月は「ぎふの山に親しむ月間」です。これに併せて、岐阜県内では各地で山に親しむイベントが行われてきました。
 8月24日(土)は恵那市で森林づくり活動に励んでいらっしゃる「NPO法人 美濃の森造隊(もりつくりたい)」(以下「森造隊」)による「間伐・小屋づくり体験」イベントが開催されました。

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 森造隊の活動のきっかけは2006年に行われた「夕立山森林塾」。およそ100名の希望者で行われたこの森林塾で1年間森林づくりについて学んだ後、卒業生で集まって「山で何かやろうか!」という話になり、20名くらい集まって活動を始めました。活動の拠点は恵那ですがもう少し広くとらえて、美濃地方での活動ということで「美濃の森造隊」という名前になったそうです!恵那での活動が美濃地方に広がっていけばいいな…というような想いもあるのかもしれませんね!

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 その後あちこちの人工林で押しかけ間伐(頼まれたわけではないけれど、無償で間伐作業を押し売りしたそうです。その勇気と行動力がすごいですね!!)を体験し、6年目の今年、3名の山主さんに活動の主旨や山に対する想いなどをお話しして説得し、現在の場所を貸していただけるようになりました。
 小屋作りをしている森の真横を流れる川のせせらぎが聞こえるとてもいい場所。夏の暑い時には川に入って遊べるようにはしごも手作りしました。こんなところでお昼寝なんて最高ですね~!!これは携帯用のハンモックなので少し小さく感じるかもしれませんが、もっと大きなハンモックでくるまれてしまったらウトウトと寝すぎてしまうかもしれませんよ!

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 活動場所の周辺には実のなる樹もたくさん!ドングリの他にも、アケビのような私たちも食べられる樹がたくさんあります!写真はクルミです。あれ?クルミって、シワシワの堅い殻におおわれているんじゃないんですか?…実はこの緑の実の中にその堅い殻に入ったクルミがあるようです。私たちがスーパーなどで見ているクルミは、この実を腐らせて中の堅い殻の部分を取り出したものなのだそうです。へぇ~、知りませんでした。このような森の恵みがたくさん受けられる豊かな森で活動できるなんてうらやましいです!!

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 森造隊の活動は間伐からスタートしていき、活動6年目の今は、少し余裕が出てきたのでログハウスならぬログ小屋(壁がない簡単な小屋のようなものにするかもしれないため…とのこと)を作りはじめています。
 現在は月2回くらい(主に土曜日)活動していらっしゃいます。会員は出入りもありますが、10名程度。そのうち4名が女性です。割合で考えると、多いですね。そして、ほとんどの方が現役の社会人という平均年齢の若さにも驚きました。
 自分たちで森へ入って間伐を行って倒した木を運び出し、木の皮を剥いて材料として使います。もちろん女性も同じ仕事をさせてもらえますよ!山仕事は男仕事だと思われがちですが、もうそんなことないのかもしれませんね!
 この日は林業に興味があるという大学生も参加。先輩方に教えてもらいながら一生懸命頑張っていました!ここで経験を積んで、希望の仕事に就けるといいですね!

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 さてさて、この日の体験イベントですが、まずは座学で森についてじっくり学んでもらった後、実際に間伐体験をしてもらいます。
 樹の年輪って、言葉では聞いたことがあるけど、実際に森に入って自分の目で木の年輪を数えることってなかなかありませんよね?知識が経験に変わる瞬間でした!
 さらに一見真っすぐにたっているように見える樹でも、微妙に傾いているって知っていましたか?樹の真下に立って上を見上げながらぐるっと1周してみると、「あ!微妙に傾いている…」というのがわかるそうですよ!そして、その傾いている方に樹が倒れるように伐ると、真っすぐ倒れてくれるので安全なのだそうです。

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 ところが中には樹が傾いている方向に倒せない場合もあります。そんな時には樹をロープで引っ張る方法を使って、確実に安全な方向に倒せるようにするようです。
 樹にロープを巻き付けるためにハシゴを使って登ります。スルスルと登って、こんな感じで!という会長の森岡さん。体験参加者のKさん、最初はぎこちなかったですが、登ってしまったらまるでベテラン職人さんじゃないですか?かっこいいです!

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 そして、チェーンソーを使って間伐を!!Kさん、今まで体験程度の間伐しかしたことがないとのことでしたが、この日の活動では一人で何本も間伐を行えるじっくり体験!とても初心者とは思えないほど落ち着いたチェーンソーさばき、美しい切り株でしたよ!!1日体験してみて山仕事のとりこになりつつあるようで「マイチェーンソーが欲しくなるかも…!!」と!買ったらもう伐るしかないですからね!ぜひいろんな活動に参加してたくさんの樹や森に触れてください!

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 小屋づくりの方は森造隊の皆さんが、マイチェーンソーを使って、サクサクと作業をすすめていきます!!チェーンソーの歯の入れ方に迷いがないんです!

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 てっきりどなたか専門の方(大工さんとか)がいらっしゃるのかと思ったら、皆さん素人さんだそうです。専門の方にアドバイスはもらいますが、実際に造るのは森造隊の皆さん。今まで森の間伐で培ってきたチェーンソー技術が活かされているということですね!

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 チェーンソー技術は経験値とともに上達するようで、森造隊の活動日以外でも自主的にここへ来て小屋づくりを行って、誰よりも経験値をつんでいるK2さんが作業した部分は木くずの形が違う!!と話題になっていました!
 ログ小屋は、できれば年末頃までにだいたいの形ができて、ここで餅つきができたら…という目標があるようです。新築の小屋で餅つきなんて楽しそうですね!!

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 森造隊、理事長の森岡さんは会の今後の目標をこう語ります。
「今後は小さい子どもたちが遊べる森にしたいですね!そして子どもと一緒に来た親が、子どもたちが遊んでいる間に森の手入れをしてくれるのが理想的かな。他にも20~40代くらいまでの仕事が忙しくて悩みを抱えている人にもたくさん来て欲しいですね。ここは森の入口!ここからスタートして多くの方に森を利用してもらいたい!!ログ小屋が完成したら、ここで木工や竹細工教室とかもやっていきたいなぁ!!」
夢はどんどん広がりますね!!このログ小屋が森の入口となる日も遠くないですよ!
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『ぎふ森林づくりサポートセンター(サポセン)』は、岐阜の森づくり(里山づくり)、森林整備、森林ボランティア、木育、木工、環境教育(森林教育)、自然体験などの活動をサポートする「ぎふの森林づくり総合窓口」です。
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