鵜籠づくり(NPO法人グリーンウッドワーク協会竹部会) - 2013.05.13 Mon
NPO法人グリーンウッドワーク協会竹部会の活動におじゃましてきました。
イギリスの「バスケット・フェスティバル」(多彩な籠工芸を紹介するイベント)より招待を受けて、展示会や、ミニ鵜籠づくり講座などを行われたそうです。
岐阜県の名物といえば、鵜飼もそのひとつです。長良川鵜飼、関市小瀬鵜飼と、県内に2箇所も鵜飼が見られるところがあり、全国からお客が集まるといいます。
そんな鵜飼の道具に注目したことはありますか?
鵜を船まで運ぶ「鵜籠」、鵜がとってきた鮎を入れる「吐け籠」これらは竹で作られています。鵜飼にとって大事な役目を担う道具ですが、今、この竹籠職人さんがいなくなる…という危機にあります。NPO法人グリーンウッドワーク協会竹部会の皆さんは、このすばらしい技術を絶やすまいと、国内唯一とも言われている鵜籠職人から学び、精進されています。

この文明の世の中で、なぜ竹にこだわるのかと思いませんか?竹籠は、消耗品で、だいたい年に1回新しいものに買い換えるのだそうです。もしこの籠を鉄で作ったら、もっと丈夫で長持ちするのでは…?と、思ってしまいましたが、竹にこだわるのには理由があるのです。鵜飼というのは水仕事。竹はとっても水切れがいいいうです。さらに、竹の強さは鉄と同等!!そうなれば、竹で作るのが一番適していますよね!鵜籠づくりの技術は絶やしてはいけないのです!!

こちらは、竹部会の会長、鬼頭さん。
岐阜県森林文化アカデミーへの入学を考え始めた頃から「竹細工」を作りたい…と考えるようになり、卒業後、国内唯一の鵜籠職人と言われるお師匠さんに指導を受けながら、鵜籠づくりを始めました。しかし、週に1回数時間の指導を約1年習ったところで、師匠は体調を崩され、習うこともままならなくなりました。それでも、今まで習ったものに自分なりの工夫を重ねながら師匠のもとへ作品を持ち込み、指導を受けていらっしゃるそうです。
なぜ竹細工を始めたのか尋ねたところ、「どうして始めたのか…考えたこともない。」とのこと。今までの仕事で竹に関わってきたわけでもなく、子どものころに竹遊びをしてきたわけでもなく、昔、細い竹で釣竿を竹で作ったことがある程度…。しいて言うならば、竹に糸を結ぶだけのその釣竿づくりが物足りなかったのかなぁ…?!とのこと。
好きなことや、興味を持つことには、特別な理由なんかなく、案外、気が付いたらいつの間にかはまっているものなのかもしれないですね!

こちらは、岐阜県立森林文化アカデミーの久津輪先生。素晴らしき日本の伝統技術を残したいと、自身も竹細工を習いつつ、後継者さがしにも励んでいらっしゃいます。
イギリスの「バスケット・フェスティバル」への招待は、久津輪先生のお知り合いとのご縁で実現したのだそうです。

丸山さんは、「私なんてまだまだですよ…。」と、おっしゃいますが、教えられたようにうまくできない私に根気強く丁寧に教えてくださる姿から、もうすでに先生と呼ぶにふさわしいです!

紅一点の前西さん。女性ならではの丁寧なものづくりがすばらしく、竹籠づくりを始めて1年余りで鵜籠を作ってしまったというツワモノです!!ただ、鵜籠づくりは大変で、体もあちこち痛めるそうで、しばらくは鵜籠は作りたくないと思ったそうです!
こんな素敵なメンバーで活動し、世界からも注目を集めつつある「NPO法人グリーンウッドワーク協会竹部会」の皆さん。活動の輪もどんどん広がっています。
ところが会長の鬼頭さんは、こんなに広がるとは想像もしていなかったそうです。
竹細工がやりたいな…と思っていたら師匠と出会えて、活動時間を増やしたいなぁ…と思っていたら新しい活動場所がみつかって、活動時間が増えてきたら今回のイギリスの話がきて…。「自分自身がなりたいと思うことを一生懸命やるとまわりもついてくる。」とのこと。
鬼頭さんの今後の目標は、自宅からこの活動拠点までのガソリン代を稼ぐことだそうです!「"ざる"や"くさみ"といった生活雑器を作って、自分が作ったものを誰かに使ってもらって、その時に少しのお金が入ればいい。こうやって活動しているうちに、やりたいと思ってくれる人が増えていったらいいなぁ…。日本の伝統工芸は堅苦しいイメージがあるけれども、工芸というのは、本来楽しんでやるものだからね!」
イギリスの「バスケット・フェスティバル」(多彩な籠工芸を紹介するイベント)より招待を受けて、展示会や、ミニ鵜籠づくり講座などを行われたそうです。
岐阜県の名物といえば、鵜飼もそのひとつです。長良川鵜飼、関市小瀬鵜飼と、県内に2箇所も鵜飼が見られるところがあり、全国からお客が集まるといいます。
そんな鵜飼の道具に注目したことはありますか?
鵜を船まで運ぶ「鵜籠」、鵜がとってきた鮎を入れる「吐け籠」これらは竹で作られています。鵜飼にとって大事な役目を担う道具ですが、今、この竹籠職人さんがいなくなる…という危機にあります。NPO法人グリーンウッドワーク協会竹部会の皆さんは、このすばらしい技術を絶やすまいと、国内唯一とも言われている鵜籠職人から学び、精進されています。

この文明の世の中で、なぜ竹にこだわるのかと思いませんか?竹籠は、消耗品で、だいたい年に1回新しいものに買い換えるのだそうです。もしこの籠を鉄で作ったら、もっと丈夫で長持ちするのでは…?と、思ってしまいましたが、竹にこだわるのには理由があるのです。鵜飼というのは水仕事。竹はとっても水切れがいいいうです。さらに、竹の強さは鉄と同等!!そうなれば、竹で作るのが一番適していますよね!鵜籠づくりの技術は絶やしてはいけないのです!!

こちらは、竹部会の会長、鬼頭さん。
岐阜県森林文化アカデミーへの入学を考え始めた頃から「竹細工」を作りたい…と考えるようになり、卒業後、国内唯一の鵜籠職人と言われるお師匠さんに指導を受けながら、鵜籠づくりを始めました。しかし、週に1回数時間の指導を約1年習ったところで、師匠は体調を崩され、習うこともままならなくなりました。それでも、今まで習ったものに自分なりの工夫を重ねながら師匠のもとへ作品を持ち込み、指導を受けていらっしゃるそうです。
なぜ竹細工を始めたのか尋ねたところ、「どうして始めたのか…考えたこともない。」とのこと。今までの仕事で竹に関わってきたわけでもなく、子どものころに竹遊びをしてきたわけでもなく、昔、細い竹で釣竿を竹で作ったことがある程度…。しいて言うならば、竹に糸を結ぶだけのその釣竿づくりが物足りなかったのかなぁ…?!とのこと。
好きなことや、興味を持つことには、特別な理由なんかなく、案外、気が付いたらいつの間にかはまっているものなのかもしれないですね!

こちらは、岐阜県立森林文化アカデミーの久津輪先生。素晴らしき日本の伝統技術を残したいと、自身も竹細工を習いつつ、後継者さがしにも励んでいらっしゃいます。
イギリスの「バスケット・フェスティバル」への招待は、久津輪先生のお知り合いとのご縁で実現したのだそうです。

丸山さんは、「私なんてまだまだですよ…。」と、おっしゃいますが、教えられたようにうまくできない私に根気強く丁寧に教えてくださる姿から、もうすでに先生と呼ぶにふさわしいです!

紅一点の前西さん。女性ならではの丁寧なものづくりがすばらしく、竹籠づくりを始めて1年余りで鵜籠を作ってしまったというツワモノです!!ただ、鵜籠づくりは大変で、体もあちこち痛めるそうで、しばらくは鵜籠は作りたくないと思ったそうです!
こんな素敵なメンバーで活動し、世界からも注目を集めつつある「NPO法人グリーンウッドワーク協会竹部会」の皆さん。活動の輪もどんどん広がっています。
ところが会長の鬼頭さんは、こんなに広がるとは想像もしていなかったそうです。
竹細工がやりたいな…と思っていたら師匠と出会えて、活動時間を増やしたいなぁ…と思っていたら新しい活動場所がみつかって、活動時間が増えてきたら今回のイギリスの話がきて…。「自分自身がなりたいと思うことを一生懸命やるとまわりもついてくる。」とのこと。
鬼頭さんの今後の目標は、自宅からこの活動拠点までのガソリン代を稼ぐことだそうです!「"ざる"や"くさみ"といった生活雑器を作って、自分が作ったものを誰かに使ってもらって、その時に少しのお金が入ればいい。こうやって活動しているうちに、やりたいと思ってくれる人が増えていったらいいなぁ…。日本の伝統工芸は堅苦しいイメージがあるけれども、工芸というのは、本来楽しんでやるものだからね!」
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