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2017-06

かみいしづ里山大学が行われました①~草生 - 2011.06.28 Tue

平成14年から毎年2回ずつ行っている、大垣市主催の「第19回かみいしづ里山大学」が
6月25日(日)に大垣市上石津で開催されました。
この里山大学では、森林文化アカデミー里山研究会の元教授、田端英雄氏が中心となり、
上石津の里山の自然を取り戻すための取り組みを行っています。
CIMG1038_convert_20110627222358.jpg

今回は、上石津町民の他、岐阜県各地と遠く福井市からの参加者を含めて21人が参加しました。
今年の内容は、草生(くさおい)の草刈、マツタケ山造成作業、大垣市のペレット生産プラントの見学です。

みなさん、草生という場所を御存知ですか?
草生とは、田んぼの縁の森林が迫っているところのことを言います。
ここに木が生い茂ると田んぼに影ができて、作物が育たないため、
昔から田んぼの持ち主が木が生えないように管理していました。
通常、田んぼの畦は年に6~7回草刈が行われてきましたが、
田んぼと田んぼの間の大きな斜面(大畦と呼びます)は年に2回草刈が行われていました。
この大畦に、他には見られないような植生のタイプが存在すると唱えているのが田端氏です。
人が年2回草刈をすることにより保たれてきた自然がそこにはありました。

しかし、田んぼは耕作放棄され、畦はもとより、大畦も人の手が付けられなくなりました。
そこで、田端氏は昔から大畦と同じような管理を行ってきた草生に目をつけたのです。
ここを年2回草刈を行えば、昔のような植生がよみがえる。
即ち生物多様性が回復が期待できるわけです。

里山大学では、平成15年から毎年2回欠かさずに草生の草刈を続けています。
CIMG1039_convert_20110627222442.jpg

開始後半年で、半畳分のカキランを確認しました。
3年半でササユリが花をつけました。
今もカキランは順調に増え続けています。
センブリやリンドウも多く見られるようになりました。
粘土層の上部にはモウセンゴケも生えています。
CIMG1045_convert_20110627222615.jpgCIMG1040_convert_20110627222540.jpg

盗採の被害にも何度か合ったようですが、向こうがくじけるまでこちらは頑張ると
おっしゃっていたことを印象深く感じました。

昔当たり前にあった里山の風景(一つの典型的な植生のタイプ)が
日本全国に取り戻されることを祈りたいです。
つづく
wrote:小野
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