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2017-09

アサヒビール㈱の出前授業「水の浄化と再利用」 - 2011.10.28 Fri

岐阜県の小中学校、高等学校、特別支援学校などでは
森林や水の大切さ、森、川、海のつながりを学ぶ
「緑と水の子ども会議」という取り組み(授業)が行なわれています。

講師として、森林組合やNPO団体の方、里山インストラクター、
大学の先生、紙漉き職人さん、地元の農家の方など様々な方を招いていますが、
アサヒビール(株)と(株)LIXILの社員の方が講師としてやってくる
「企業による出前講座」というものもあります。

今回は、10月25日(火)に郡上市立八幡西中学校で行われたアサヒビール㈱の出前授業の様子を紹介します。
講師はアサヒビール㈱名古屋工場エンジニアリング部の野村さんと西村さんです。

hachimannishi1.jpg

地球上に存在する水のうち人間が使える水はたった0.1%であることや
世界中では水不足によって死んでしまう人がたくさんいることなどの話を聞いて水の大切さを学んだ後、
アサヒビールの工場から出た排水の処理の仕組みを教わりました。

排水処理の過程で、嫌気性微生物によって分解しメタンを発生させる「メタン発酵槽」という段階があり、
「工場排水」と「メタン発酵処理水」と最終的に川に流す「放流水」の
水質を測定して比べる実験を行いました。

まず、匂いを嗅いで比べてみると、工場排水は「くっさ~!!」と悲鳴が上がるほどの匂い。
「メタン発酵処理水」は少し匂いが残るものの、「放流水」はほとんど匂いはしません。

hachimannishi2.jpg

COD(化学的酸素要求量)をパックテストで測定すると、
工場排水は1000、メタン発酵処理水は50、放流水は5という値が出ました。
工場排水を川に流す際の基準(名古屋市では)は、COD25以下だそうですが、
イワナやアユなどが棲める川のCOD値は1~2だそうで、郡上の川がいかにきれいかがわかります。

hachimannishi3.jpg

透視度計を使って、何cm先まで見えるか、という透視度を測定すると、
工場排水は10cm前後、メタン発酵処理水は50cm前後、放流水は100cm以上の値が出ました。

水質汚染の原因は、家庭排水が最も高い割合を占めています。(次いで工場排水)
上流域に住む自分たちがまず水を汚さない努力をしなければいけない、ということで、
最後に、水を汚さないための工夫を考え意見を出し合いました。

都会のドブ川があまりイメージにわかない郡上の子どもたち。
この出前授業は、当たり前の豊かさに目を向けるきっかけになったのではないでしょうか。

Wrote:前西
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