アジトで遊ぼうプレーパーク!(NPO法人 キッズスクエア瑞穂) - 2015.03.20 Fri
自分の責任で、自由に遊ぶ!!
従来の遊具等が整備された公園ではなく、子どもたちが想像力で工夫して遊びを作りだすことのできる遊び場で子どもたちの外遊びを応援する『プレーパーク』。岐阜県でもいくつかの『プレーパーク』があります。
3月15日(日)、瑞穂市で活動する『NPO法人 キッズスクエア瑞穂』(以下「キッズスクエア」)が開催する「アジトで遊ぼうプレーパーク」におじゃましてきました。
ここが「キッズスクエア」のアジト!右奥にある大きなやぐらは、「パパさんず」(「キッズスクエア」の活動を応援する子育てパパたちの集まり)の手作り!やっぱり大きなものを作る時は、男性の力が大きいですね!鉄棒やジャングルジムなんてなくても、何して遊ぼうかワクワクします!
この日の一番手は、地域の小学生の男の子グループ!子ども会の活動が終わって、そのままアジトに遊びに来たようです!
やぐらのスロープを活かして「ボビン君」(工業用のロープやコードを巻きつけるもの。名前がわからないので、ここではミシンの糸巻きボビンと同じ形なので勝手に「ボビン君」と命名させてもらいます)を上げ始めました。重くてなかなか上がらず、数回失敗したようですが、「背高いから○○君がこっちきて支えて!」「よしっ!僕が上でひっぱるよ!」なんて試行錯誤しながら、2つも上げてしまいました!
アジトに転がっているブロックを集めてきて並べたら、まるでテーブルだね~!と思っていたら、少年たちはお弁当を広げてランチタイムが始まりましたよ!やぐらの上で食べるお昼ご飯は格別ですね!
アジトにはよ~く見ると自然がいっぱい!この日は気温も暖かく春の陽気だったので、虫さんたちも活動開始!テントウムシやミツバチが動き回って、じっくり観察することができました!ミツバチさんは、咲いている花を1つずつ順番に見落とすことなく回って、一生懸命蜜を集めていたようです!
そして、春と言えばツクシ!アジトの周りにもツクシがいっぱい!ツクシ採りや親子で楽しそうにハカマ取りをする姿もありましたよ!
やぐらにロープを張れば、即席遊具の完成!
写真上段はターザンロープ、写真下段は2本のロープに木材や竹を結べばブランコのできあがり!
写真左下の女の子のお母さん、「保育園のブランコは足が届かないから怖くて乗れなかったけれど、ここのブランコは高さが調節できるから、足が届く高さにしてもらって乗れるようになったの!」そこから自信をつけて今では立ち乗りもでき、「馬乗りもできるよ~!」と、とても楽しくブランコ遊びができるようになったそうですよ!
アジトで大活躍の「ボビン君」!上に乗って転がして、みんな玉乗り上手ですね~!玉乗りだけでは飽き足らず、腕立て乗りが気に入っちゃった子も!
「このひもを手に巻きつけてやると、やりやすいよ~!」という男の子たち。どうやら「ボビン君」の穴の部分にひもを通して、両手でそのひもを持ちながら進むと、安定するので玉乗りしやすいようです!
ちょっと小腹がすいてきたなと思ったら、おこした火をみんなで囲んで焼マシュマロが始まりました!
「煙が目にしみて痛いよ~!」「そっちは風下だから煙がくるんだよ。(風上の)こっちへおいで!」なんて会話が聞こえます。
今の子どもたちは、火や煙を見る機会がほとんどありません。家庭での料理もIHの時代ですからね。こうして実際に体験した子たちは、きっともしもの火事の時にどこに逃げればいいのか判断して行動できるはず!
写真下段の子は、火を燃やすことに関心があったようです。「これ燃やしていい?」自分で入れて火を燃やし、どうしたらよく燃えるのか試行錯誤していましたよ!
写真上段、用水路をスコップで掘り起こして掃除してくれてるの?と思ったら、水を流して遊びたかったようです。遊びながら掃除ができて一石二鳥!
「あ!ネズミかヘビの穴があるよ!」棒を差し込んで「この穴結構長いよ!」様子の観察からきっと何の穴なのか想いを馳せているのですね!
写真下段は、パパさんずお手製の便利な道具!これで地面をコロコロすると…。地面の色に同化してしまったり草花にまぎれこんでしまった釘でも、強力なマグネットでかき集めることができるのです!子どもたちの遊び場に危険な物を残したくないというパパさんずの愛から生まれた発明品ですね!
木工タイムが始まりました!
パパさんずやお母さん、スタッフさんにコツさえ教えてもらえば自分の責任で安全に気をつけて黙々と作りあげていきます。
「のこぎりは、歯をねかせてあげるとよく切れるよ!」「木材を足で踏みつけて支えると安定するから切りやすいよ!」一言アドバイスするだけで、格段に上達します!
一番長い製作時間をかけて夢中で取り組んでいた男の子。ひじかけつきの立派な椅子ができあがりました!
早速やぐらの上に持っていき、ランチタイムを過ごしたテーブルも準備して…。
突然やぐらから駆けおりて行ったかと思ったら、草の束を持って戻ってきました。ボビン君の中央にある穴を活用して飾ったら立派な花瓶のよう!オシャレな僕だけの宮殿ができあがり、「来た甲斐があったな~!!」と、大層満足そうに下々の者を眺めていらっしゃいましたよ!
やぐらの上から円形の木片を転がすと、その先にある竹に当たって、コ~ンッ♪ととてもいい音がしました。それが気に入ったようで、木片が1つ、2つ…と増えていき、5個同時に転がったりしています。
そのうち「10点~!」「50点~!!」と、一番大きいお兄ちゃんが点数をつけ始めました!少し離れたところで見守っている大人には点数の基準はわかりませんが、子どもたちが全員集まって、いつの間にか自分たちで基準を作ってとっても楽しそう!!大人が口を出さない世界だと、子どもたちは自分たちでルールを作って発展させて…。充実度が高いことが子どもたちの様子からあふれ出ています!「大人がいない方が楽しそうやん…。」と、見ていたお父さんお母さんがポロリ。その時の顔は、我が子の成長を喜ぶ優しい笑顔でした…。
こうしてこの日の活動は終了。初めて「アジト」の活動に参加した男の子たちは、帰るのが残念そう…。「また来たいな~。次、いつやるの?」アジトの活動は毎月第3日曜日。年数回の特別活動日以外はプレーパーク開催ですよ!4月は特別活動の日なので、アジトでの活動はお休み。次は5月17日(日)の開催です。『NPO法人 キッズスクエア瑞穂』のHPにある『アジトで遊ぼうプレーパーク』の欄をチェックして、友達誘ってみんな集まれ~♪
従来の遊具等が整備された公園ではなく、子どもたちが想像力で工夫して遊びを作りだすことのできる遊び場で子どもたちの外遊びを応援する『プレーパーク』。岐阜県でもいくつかの『プレーパーク』があります。
3月15日(日)、瑞穂市で活動する『NPO法人 キッズスクエア瑞穂』(以下「キッズスクエア」)が開催する「アジトで遊ぼうプレーパーク」におじゃましてきました。
ここが「キッズスクエア」のアジト!右奥にある大きなやぐらは、「パパさんず」(「キッズスクエア」の活動を応援する子育てパパたちの集まり)の手作り!やっぱり大きなものを作る時は、男性の力が大きいですね!鉄棒やジャングルジムなんてなくても、何して遊ぼうかワクワクします!
この日の一番手は、地域の小学生の男の子グループ!子ども会の活動が終わって、そのままアジトに遊びに来たようです!
やぐらのスロープを活かして「ボビン君」(工業用のロープやコードを巻きつけるもの。名前がわからないので、ここではミシンの糸巻きボビンと同じ形なので勝手に「ボビン君」と命名させてもらいます)を上げ始めました。重くてなかなか上がらず、数回失敗したようですが、「背高いから○○君がこっちきて支えて!」「よしっ!僕が上でひっぱるよ!」なんて試行錯誤しながら、2つも上げてしまいました!
アジトに転がっているブロックを集めてきて並べたら、まるでテーブルだね~!と思っていたら、少年たちはお弁当を広げてランチタイムが始まりましたよ!やぐらの上で食べるお昼ご飯は格別ですね!
アジトにはよ~く見ると自然がいっぱい!この日は気温も暖かく春の陽気だったので、虫さんたちも活動開始!テントウムシやミツバチが動き回って、じっくり観察することができました!ミツバチさんは、咲いている花を1つずつ順番に見落とすことなく回って、一生懸命蜜を集めていたようです!
そして、春と言えばツクシ!アジトの周りにもツクシがいっぱい!ツクシ採りや親子で楽しそうにハカマ取りをする姿もありましたよ!
やぐらにロープを張れば、即席遊具の完成!
写真上段はターザンロープ、写真下段は2本のロープに木材や竹を結べばブランコのできあがり!
写真左下の女の子のお母さん、「保育園のブランコは足が届かないから怖くて乗れなかったけれど、ここのブランコは高さが調節できるから、足が届く高さにしてもらって乗れるようになったの!」そこから自信をつけて今では立ち乗りもでき、「馬乗りもできるよ~!」と、とても楽しくブランコ遊びができるようになったそうですよ!
アジトで大活躍の「ボビン君」!上に乗って転がして、みんな玉乗り上手ですね~!玉乗りだけでは飽き足らず、腕立て乗りが気に入っちゃった子も!
「このひもを手に巻きつけてやると、やりやすいよ~!」という男の子たち。どうやら「ボビン君」の穴の部分にひもを通して、両手でそのひもを持ちながら進むと、安定するので玉乗りしやすいようです!
ちょっと小腹がすいてきたなと思ったら、おこした火をみんなで囲んで焼マシュマロが始まりました!
「煙が目にしみて痛いよ~!」「そっちは風下だから煙がくるんだよ。(風上の)こっちへおいで!」なんて会話が聞こえます。
今の子どもたちは、火や煙を見る機会がほとんどありません。家庭での料理もIHの時代ですからね。こうして実際に体験した子たちは、きっともしもの火事の時にどこに逃げればいいのか判断して行動できるはず!
写真下段の子は、火を燃やすことに関心があったようです。「これ燃やしていい?」自分で入れて火を燃やし、どうしたらよく燃えるのか試行錯誤していましたよ!
写真上段、用水路をスコップで掘り起こして掃除してくれてるの?と思ったら、水を流して遊びたかったようです。遊びながら掃除ができて一石二鳥!
「あ!ネズミかヘビの穴があるよ!」棒を差し込んで「この穴結構長いよ!」様子の観察からきっと何の穴なのか想いを馳せているのですね!
写真下段は、パパさんずお手製の便利な道具!これで地面をコロコロすると…。地面の色に同化してしまったり草花にまぎれこんでしまった釘でも、強力なマグネットでかき集めることができるのです!子どもたちの遊び場に危険な物を残したくないというパパさんずの愛から生まれた発明品ですね!
木工タイムが始まりました!
パパさんずやお母さん、スタッフさんにコツさえ教えてもらえば自分の責任で安全に気をつけて黙々と作りあげていきます。
「のこぎりは、歯をねかせてあげるとよく切れるよ!」「木材を足で踏みつけて支えると安定するから切りやすいよ!」一言アドバイスするだけで、格段に上達します!
一番長い製作時間をかけて夢中で取り組んでいた男の子。ひじかけつきの立派な椅子ができあがりました!
早速やぐらの上に持っていき、ランチタイムを過ごしたテーブルも準備して…。
突然やぐらから駆けおりて行ったかと思ったら、草の束を持って戻ってきました。ボビン君の中央にある穴を活用して飾ったら立派な花瓶のよう!オシャレな僕だけの宮殿ができあがり、「来た甲斐があったな~!!」と、大層満足そうに下々の者を眺めていらっしゃいましたよ!
やぐらの上から円形の木片を転がすと、その先にある竹に当たって、コ~ンッ♪ととてもいい音がしました。それが気に入ったようで、木片が1つ、2つ…と増えていき、5個同時に転がったりしています。
そのうち「10点~!」「50点~!!」と、一番大きいお兄ちゃんが点数をつけ始めました!少し離れたところで見守っている大人には点数の基準はわかりませんが、子どもたちが全員集まって、いつの間にか自分たちで基準を作ってとっても楽しそう!!大人が口を出さない世界だと、子どもたちは自分たちでルールを作って発展させて…。充実度が高いことが子どもたちの様子からあふれ出ています!「大人がいない方が楽しそうやん…。」と、見ていたお父さんお母さんがポロリ。その時の顔は、我が子の成長を喜ぶ優しい笑顔でした…。
こうしてこの日の活動は終了。初めて「アジト」の活動に参加した男の子たちは、帰るのが残念そう…。「また来たいな~。次、いつやるの?」アジトの活動は毎月第3日曜日。年数回の特別活動日以外はプレーパーク開催ですよ!4月は特別活動の日なので、アジトでの活動はお休み。次は5月17日(日)の開催です。『NPO法人 キッズスクエア瑞穂』のHPにある『アジトで遊ぼうプレーパーク』の欄をチェックして、友達誘ってみんな集まれ~♪
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