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2017-03

平成28年度 第5回 安全管理研修・里山づくり後継者養成講座 安全管理研修編 - 2017.03.17 Fri

 正しい目立ては固定から!

H28安全講習5・チェーンソー整備

 岐阜県では、安全管理に配慮した里山づくりの技術向上と、里山づくり活動の担い手の養成を目的とした「安全管理研修・里山づくり後継者養成講座」を開催しています。
 2月19日(日)、関市岐阜県博物館(百年公園内)において、講師に『岐阜県立森林文化アカデミー』(以下、「アカデミー」)教授の池戸秀隆氏と、『NPO法人森のなりわい研究所』代表理事・所長の伊藤栄一氏をお迎えして、今年度最後となる5回目の講座を開催し、県内の森林づくりに興味のあるかた10名が参加されました。

H28安全講習5・DVD視聴

 アカデミーの池戸先生による「安全管理研修」では、チェーンソーを安全に使うためには何が必要か? 目立て作業のDVDを見ながら「ソーチェーンの正しい目立て」について学びました。

H28安全講習5・防護衣着用

 ヘルメットや防護服など安全道具の必要性、またおが屑から目を守るための防護メガネの着用など、身体や命を守るため防護衣は絶対必要!と池戸先生は真剣な眼差しで参加者のみなさんに伝えます。
 更には参考となる防護衣を実際に身につけながら、とても分かりやすく講義を進めます。

H28安全講習5・刃の角度説明

 特に目立ての際の「刃」の角度については、上刃目立て角(刃を上から見た角度)と横刃目立て角(ガイドバーに置かれた刃の横から見た場合の角度)の違いを覚えることが大切で、実際に「刃の模型」を使用して様々な角度について学びます。
 参加者の方から「なるほどなぁ。いつもしっかり目立てしとるようやけど、まだまだやなぁ。」「教えてもらうとよく理解できるし、角度も模型やと分かりやすい!」と声が上がりました。

H28安全講習5・目立てポイント

 DVDで確認した整備ポイントを頭に入れ、いよいよ実践です! 
 目立てをするのに重要なのは「チェンソーの固定」。
 ソーチェーンを動かないように固定し、カッターに合った大きさの丸ヤスリを使用する。ソーチェーンがフック型なら手元が下がりすぎバックスロープなら手元が上がりすぎ、修正のポイントを理解することがとても大切です!
 そして刃を研ぐ「目立て角」もそれぞれ違っているため、違いを目で正しく見極めることも重要であると池戸先生はおっしゃいます。

H28安全講習5・目立て実践

 みなさん黙々と自分のチェーンソーのメンテナンスに取り組みます!
 ヤスリはデプスゲージ(刃の角度を確認できる)を使用すると良い。30℃の角度で強く前におしつけるように!刃がまばらにならないように一つ一つ同じ回数ずつ削るのが一番!

H28安全講習5・試し伐り

 さぁ!目立てが終われば、試し切り!慎重に切れ味を試します。
確認は切断スピードと切断面の美しさ、おが屑の形や大きさなど。カッターの長さが短くても目立てが出来ていればよく切れます!
 「目立てをするとこんなに切れ味が違うんですね!」と参加者の皆さん。

H28安全講習5・メンテナンスまとめ

 こうして2時間半に渡る池戸先生の「チェーンソーのメンテナンス」は、DVDや模型などの教材による目で見て分かりやす講義と、丁寧な説明による目立てから試し伐りまでの実践とで中身の濃い研修となりました。
 参加者の方からも「明日から今日教わったことを実践してみるわ!」「1回じっくりこうやって勉強してみたかったから良かった!」という声も聞かれました。

 メンテナンス不足による作業中の機械トラブルは、作業効率の低下だけではなくけがや事故にも繋がります。常に最良の状態を保つためにも、まめな点検や自分で整備できることは非常に重要です。
 ぜひ明日からの「里山づくり」で、今日のメンテナンス方法を活かしてみて下さいね!

 ~平成28年度 第5回 安全管理研修・里山づくり後継者養成講座 里山づくり編~へ続

 Wrote:田中
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平成28年度 岐阜県みどりの少年団活動発表大会 - 2017.03.16 Thu

 次代を担う青少年の緑化活動!

H28みどりの少年団

 「緑の少年団」は、次代を担う子どもたちが、緑と親しみ、緑を愛し、緑を守り育てる活動を通じて、ふるさとを愛し、そして人を愛する心豊かな人間に育っていくことを目的とした団体です。(「公益社団法人 国土緑化推進機構」HPより引用)
 2月25日(土)、岐阜県内で活動する少年団が「岐阜県博物館」に集まり、「平成28年度 岐阜県みどりの少年団活動発表大会」が開催されました。

H28みどりの少年団・発表1

 大垣市上石津地域で活動する「多良峡もみじ少年団」では、地域のシンボルでもある多良峡のモミジが名所となるよう目標を持って、地域の人々と協力しながら活動しています。

H28みどりの少年団・発表2

 写真左側、揖斐川町で活動する「北方小学校みどりの少年団」では、徳山ダムコア山への「実のなる木を植えよう大作戦」をテーマに、地元のドングリを採集しての苗木づくりから植栽までを行っています。
 写真右側、中津川市加子母地域で活動する「加子母小学校みどりの少年団」では、森林(もり)の健康診断の項目の中から“根上がり”“林内の明るさ”“下層植生”“腐食土”“土の柔らかさ”“微生物”の6つの要素を選んでデータを作成することで、誰もがわかるような森林の健康度合いを説明してくれました。

H28みどりの少年団・発表3

 写真右側、下呂市で活動する「上原小学校みどりの少年団」では、“学習活動”“奉仕活動”“レクリエーション活動”などを通して、学校林を活用した散策や木工教室などを行いました。
 写真左側、恵那市で活動する「中野方みどりの少年団」では、ふるさとの環境をテーマとしながら、地域の宝である「坂折棚田」の水はどこから来るのかという疑問をもとに、水源地へ行って、森林や土壌の様子を調べました。

H28みどりの少年団・表彰

 審査の結果、「加子母小学校みどりの少年団」が最優秀に選ばれ、(公社)国土緑化推進機構の優良少年団に推薦される予定です。
 現在、岐阜県内では69団体・約5,200人(H29年1月1日現在)の子どもたちが「みどりの少年団」として活動をしています。どの団体もそれぞれに特徴ある活動を行っているそうですよ!「みどりの少年団」の皆さん、これからもよろしくお願いします!!

森の恵みを活用しよう!(七宗町立神渕小学校) - 2017.03.10 Fri

 森の恵みを活用しよう!

神渕小

 岐阜県では、「自然体験活動や森林環境教育を行いたい!」と思う学校を支援する『緑と水の子ども会議』を行っています。
 2月14日(火)、『七宗町立神渕小学校』5年生による「シイタケの菌打ち体験」が行われました。

神渕小・講師

 5年生11名のうち、なんと半数近い家庭でシイタケの原木を育てているそう。でも、菌打ちをしたことがあるのは1名だけ。皆で足並みをそろえて菌打ちスタートです!
 この日の講師は『可茂森林組合』の高木さんと長瀬さん。これまで「森林の働き」について教えていただく中で、森林のサイクルを保つためには適度な伐採が必要であり、伐採した木材を有効活用することが大事だと学んできました。その活用方法の1つとして、今回はシイタケ栽培の原木として利用します。

神渕小・穴あけ

 木材にドリルで穴を開けます。
 穴の間隔はだいたい15cm程度。手でだいたいの幅の目星をつけながら穴を開けていきます。
 初めて使う機械に最初はぎこちない様子ですが、数回開ければすぐに感覚をつかんでテンポ良く作業が進んでいきますよ!

神渕小・植菌

 開けた穴にシイタケ菌(今回使ったのは駒菌)を打ち込んでいきます。「1つ1つ打ち込むよりも、先にいくつか(駒菌を)穴につめておいてから一気にトンカチ使った方が早いよ!」「ほんとや~!なんかモグラ叩きみたいでおもしろ~い!」

神渕小・名札

 写真上段、穴あけの順番待ちをしている間に、ワイワイ楽しそうに書いたネームプレート!キノコの絵をあしらったりして、雰囲気出てきましたよ!
 写真下段、協力しながらネームプレートを自分のホダ木に打ち付けたら終了!

神渕小・菌打ち完了

 「(シイタケ)たくさん出るんだぞ~!」と願いを込めてホダ木を休ませます(仮伏せ)。2~3年くらいするとシイタケが出始めるようなので、卒業後も小学校へ遊びに来られるのでしょうか?生えてくるのが楽しみですね!
 「今日の感想は…?」と先生が聞くと、なんと全員が挙手してくれましたよ!
 「楽しかった!」「家でもシイタケの木はあったけど、菌打ちはしたことがなかった。これでやり方もわかったから、家でも菌打ちを手伝いたい!
 神渕小学校5年生の皆さん、これからも森林の働きのためにも、いろんな方法で木材を活用していってくださいね!

 この活動は「清流の国ぎふ森林・環境税」を活用して行われました。

吉良見を語り継ぐ場所づくり!(吉田地域活性化委員会) - 2017.03.02 Thu

 吉良見を語り継ぐ場所づくり!

吉田地域

 2月12日(日)、恵那市明智町にある旧吉田小学校校区で行われた「すわがね整備」におじゃましました。
 小学校の統廃合による地域の衰退を危惧しなんとかしたいと立ち上がった『吉田地域活性化委員会』地域の財産である自然を活用しようと遊歩道の整備を行っています。
 この日は、前日に降り積もった雪で山も道も綺麗な白銀の世界!作業中止が危ぶまれましたが、なんと20名近くの人が集まりました!

吉田地域・林道

 遊歩道へと向かう道は、雪の重みで倒れかけている木が行く手を阻んでいます。「ここまで傾いてしまうと、再びもちなおすのはなかなか難しいので伐りましょう。」プロの林業家である森林組合職員のお2人の判断に従って、道の脇も整備しながら登山道を目指します。

吉田地域・整備1

 登山道入り口から「すわがね山」山頂までは通常5分程度の登り道。この日は遊歩道を覆う雪を踏み分けながら歩いたので、10分程度かかって山頂にたどり着きました。
 一息ついたら作業開始!前もって伐り倒してあった丸太や枝を雪の中から発掘し、端に寄せていきます。

吉田地域・整備2

 「冬場は木が堅くなっているので、ナタを使うと弾き飛ばされてしまう可能性がある。今日はナタを使った作業は避けましょう。」
 大人に交じって子どもたちも一生懸命作業に参加!仕事がはかどりますね!

吉田地域・見晴らし

 作業が終了する頃には、人が集まって活動できるような広場ができてきましたよ!
 「このあたりの枯れた木を伐ってもう少し見晴らしを良くしたら、下の方に桜を植えたいと思っているんですよ。そうすると桜の向こう側に景色が開けた場所になる…。」すわがね整備活動責任者の藤岡さんの言葉に「おぉ~っ!!」と歓声!

吉田地域活性化委員会

 「空気が澄んでいる日だと、ここから三河湾が見えることがあります。朝よりも、お昼過ぎくらいになるとちょうど逆光で海がキラキラ光って見えるので、ぜひその景色を見にここへ通ってください!」この辺りは恵那市明智町吉良見と言われる地域。三河湾に面した吉良地域(現在の愛知県西尾市吉良町周辺)が見える場所というのが地名の由来だそうです。「名前の由来や歴史を語り継げるような場所にしていきたい!」
 『吉田地域活性化委員会』の皆さん、素敵な見晴らしポイントや周遊コースができるのを楽しみにしています!

 この活動は、「清流の国ぎふ森林・環境税」を活用して行われました。

登山者の道しるべ!(八木山自然の会) - 2017.02.24 Fri

 登山者の道しるべ

八木山自然の会2

 各務原にある八木山三山(八木山、双子山、愛宕山)。気軽に登れる高さの山なのに見晴らしがいいと、県外からも頻繁に登山者が訪れる人気の山です。
 2月7日(火)、そんな山の登山道整備を行う『八木山自然の会』の活動におじゃましました。

八木山自然の会2・立札準備

 倉庫前に集合したら早速作業開始、老朽化した道標の入れ替えを行います。登山道のところどころにある道標を全て入れ替えるのは地道な作業。時間もかかります。

八木山自然の会2・移動

 山の麓から順番に行ってきた道しるべの入れ替えもそろそろ終盤。「よし!じゃぁ行くか!」重い標柱や道具を担いで急な傾斜や岩場も抜けながら、一路、八木山頂上を目指します。
 登山道を歩いていると、ところどころ道脇に土砂の流出を防ぐための丸太があるのに気がつきます。「雪や台風とかあると、3本くらい木が倒れる。そういう木を伐って、遊歩道に活用しとるんやな。」あるものを最大限に活かす工夫が見られますね!

八木山自然の会2・土おこし

 登山口から約30分。頂上に到着し一息ついてから道標を入れ替えます。
 頂上は岩が多いためなかなか思うように掘り進めることができません。場所をずらして掘りなおしながら、なんとか2ヵ所の設置場所を確保しました。

八木山自然の会2・地固め

 風雨で簡単に倒れてしまわないよう、ある程度の深さが必要。深さを確認したら、まずは根元を大きめの石で埋めます。石を叩き込みながら埋めたら、その後は少し小さめの石、砂利、砂の順番で根元を固定して、最後に足で踏み固めたら完成です!

八木山自然の会2・標柱

 写真上段は、14年もの間風雨に耐えながら登山者の道しるべとなってきた先代の道標。貫禄がありますね!
 新しい道標へ入れ替えると、心なしか登山道まで若返ったように感じられます!「いい感じやないか!」「よっしゃ、完了!」

八木山自然の会2・標柱完成記念

 これで八木山頂上までの標柱がリニューアル完了しました!
 今は土砂災害を防ぐ砂防ダムが建設中なので、ダム周辺の遊歩道は閉鎖中とのこと。
 「ダムが完成したら、分断されていた遊歩道をつなぐ橋周辺の整備と、ダム周辺が癒しの公園になるように植樹などの緑化も行っていこうと思っている。無理をしてケガをしてしまうと続かないので、細く長く続けていければいい!」と、会長の佐藤さん。
 『八木山自然の会』の皆さんは、年齢を聞いて驚いてしまうほど若くて元気!これからも、多くの登山者が楽しむ八木山をよろしくお願いします!!

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Author:ぎふ森林づくりサポートセンター
『ぎふ森林づくりサポートセンター(サポセン)』は、岐阜の森づくり(里山づくり)、森林整備、森林ボランティア、木育、木工、環境教育(森林教育)、自然体験などの活動をサポートする「ぎふの森林づくり総合窓口」です。
森づくり活動に必要な用具や木のおもちゃなどの無料貸出も行っています。
森林づくりや『ぎふ木育』に関わるイベント情報も『ぎふ森林づくりサポートセンター』HPにて紹介中!取材依頼も大歓迎!お気軽にご連絡ください!ぎふサポセン

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